とある飛行機好きの生活向上ブログ

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ミュンヘン(A380-800)vs. フランクフルト(A340-600)

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今回は、私が現在直面している飛行機関係の問題についてご紹介したいと思います。

 

中国からヨーロッパへのアクセス


いったい何の話かと言うと、ヨーロッパの地方都市を中国から出張で訪れる際に、ミュンヘン経由にすべきかフランクフルト経由にすべきか?という問題です。なぜこれが問題になるのかについては後述します。

 

今夏、私はヨーロッパのとある小さな都市に出張する予定がありまして、当然ながら航空券の手配をする必要があります。会社の規定で中国の航空会社の便しか利用できないのですが、まあはっきり言ってしまうと、中国の航空会社は極力利用したくないのです。既に何度か中国のフラッグキャリアーである中国国際航空(エア・チャイナ)の便を利用したのですが、以下の点に不満を感じました。

 

  • 機材が少し古い。
  • 中国人だらけでマナーが悪い。
  • 中国人だらけでうるさい。
  • 中国人は勝手に席移動をする。
  • 中国人は持ち込んだ何かをずっと食べているから臭う。
  • CAさんの対応が雑。
  • ビールが温い。
  • 高いチケットを買っても事前の座席指定ができない。
  • チェックインカウンターで非常口席をアサインしてもらったはずなのに実際には違う席だったりと、グラウンドスタッフのオペレーションも微妙。
  • 上級会員に対するアップグレードという概念が多分存在せず、プレミアムエコノミークラスがガラガラでもアップグレードしてもらえない。(他社ではしてもらえることが多い。)

 

色々考えた結果、唯一の逃げ道は「コードシェア便を中国国際航空の便名で予約する」ことだという結論に行き着き、最近それに関して検討しているところです。

 

私は基本的にはスターアライアンス所属の航空会社しか利用しませんから、ヨーロッパに行く場合はルフトハンザドイツ航空とのコードシェア便一択となります。そしてさらに、出発地を北京に固定すると、ミュンヘン便かフランクフルト便の二択に絞られるのです。

 

ミュンヘン vs. フランクフルト


ということで、ミュンヘン便にするかフランクフルト便にするか選ぶ必要があるのですが、どちらも巨大なハブ空港ですから、そこから更にヨーロッパ内の他の都市に向かう際の利便性に関しては特に大きな差はありません。

 

では、いった何が違うのでしょうか?

 

実は、タイトルにある通り、使用されている機材が違うのです。

 

  • 北京-ミュンヘン便:エアバス社のA380-800型機
  • 北京-フランクフルト便:エアバス社のA340-600型機

 

ちなみに私は、A340-600には乗ったことがあるのですが、A380-800は未経験です。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

これらの記事を読み返すと、ルフトハンザも全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)に比べると、、、という感じではありますが、機材が新しいせいかエンターテイメント設備の質が高かったり、乗客に非中国人がある程度いたりしますから、中国国際航空を経験してしまった今では喜んで選びたいエアラインと言えます。

 

A380-800 vs. A340-600


それでは肝心の機材に関してですが、A380-800は言わずと知れた総二階建ての超大型機。ルフトハンザ所有の当該機の各クラスごとの座席数は以下のようになっています。

 

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A340-600は二階建てではありませんが、左右2基ずつエンジンを搭載したいわゆる4発機。その他の特徴として、エコノミークラスエリアの中央付近に階段があり、そこを降りたスペースにトイレが5つまとまって設置されています。ルフトハンザ所有の当該機の座席数は以下の通り。

 

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ご覧の通り両方とも4クラス構成なのですが、席数の合計はA380-800が509席、A340-600が281席ですから全体のサイズが大きく異なります。

 

どちらを選ぶべき?


さて、チケット代が同じだったとして、皆さんだったらどちらを選びますか?

 

一般的に言えば、超大型機であるA380-800に惹かれる方が多いのかもしれません。

 

ちなみに、個人的にはA340-600一択です!

 

その理由なのですが、まずはやはり「インボラアップグレードのチャンスの差」です。私はスターアライアンスのゴールド会員ですから、上級会員でない普通の人よりはインボラアップグレードの可能性は高いです。ただ、アップグレードされるための一つの条件はオーバーブッキングなわけですが、A380-800はエコノミークラスだけで371席もありますからそう簡単にはこれらが埋まってくれないわけです。実際に同じ日程で調べてみるとミュンヘン便の方がチケットは安く売られているのですが、この座席数の差が影響しているのだと考えるのが自然です。

 

次に、「A380-800エコノミークラスの凶悪な座席配置」です。A340-600では2-4-2なのですが、A380-800ではなんと3-4-3。

 

想像できますか?
3-4-3の配置のエコノミークラスの窓側席で10時間耐え続けることの苦痛を、、、

 

隣2席で体格のいいオッサン2人が爆睡中。尿意を催したあなた、、、
いったいどうしますか?

 

コードシェア便ということで事前座席指定が可能かどうかもわからないし、連れのいない一人旅、さすがに選べないよなと。

 

それにしても、長距離便でこの座席配置はやはりちょっと問題がある気がします。照明が落とされた深夜の機内で熟睡中の2人を起こさなきゃトイレに行けないなんて、、、

なんかもう考えるだけで鬱です、、、

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

ちなみに、エコノミークラスなんかに乗るから、、、と思われた方もいるかもしれませんが、世の中にはエコノミークラス利用しか許されない仕事というのもありますからね。。。

 

問題


フランクフルト便の方が優れていると判断しているのに、それでは冒頭の「問題」とはいったい何なのか?という話になるわけですが、実は、乗り継ぎ便への接続の関係でミュンヘン便、すなわちA380-800を利用せざるを得なくなりそうなのです。

 

もういっそのことおとなしく中国国際航空のB777-300ERにしようかな、、、なんてことも考えたのですが、この機材のエコノミークラス席は3-3-3の配置なので同じことが懸念されます。

 

そんな状況なので今はただただ気が重いのです。出張キャンセルしたいな、、、でも断ったら怒られるかな、、、とまあ、そんなことばかり考えています。

 

飛行機ブログや旅ブログというのは山ほど存在するわけですが、どのブログでもビジネスクラスやファーストクラス利用でシャンパンの写真を添えたキラキラした記事ばかり。でも、ぶっちゃけエコノミークラスを利用するのが「普通」ですからね。現実なんてのは、こうどんよりと重く息苦しいものであって、待っているのは尿意との戦いだけ。

 

そんなリアルと戦う庶民派飛行機ブロガーでありたい、私は常にそう思っています。

 

結末がどうなるのか、今の私にはわかりません。運良く通路側をゲットできるのか、たまたま中国旅行帰りのドイツ人美女の隣になって大昔に習った「Ich liebe dich」を口にすることになるのか、それとも、窓側の席の1つにシミを、、、いや、何でもありません。

 

兎にも角にも、ルフトハンザ運行便に中国国際航空の便名で乗るとどんな感じになるのか、人柱になってこようと思います。
今回はただの雑文になってしまいましたが、ここまで辛抱強くお読みいただきありがとうございました。