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(GoToトラベルキャンペーン)「そもそも観光業なんて必要ない」という意見のどこが問題なのか?

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ことコロナに関しては、なぜ日本の人たちの発言はこうも冷たいものばかりなのでしょうか?

 

「観光業は不必要」


今日から始まった「GoToトラベルキャンペーン」。


未だに批判の声が非常に大きいです。


そもそもこれは新型コロナウイルスの蔓延で深刻な打撃を受けた観光業界を政府が支援する事業なわけですが、この「打撃」というのが本当に想像を絶するものだったのです。ここ最近の観光業界の売り上げはなんと前年同期比で2〜3%まで超激減しているのだとか。2〜3%減少したのではなく、97〜98%減少したのです。既に倒産ラッシュは始まっていますし、借金まみれになってギリギリ息だけしているというところも多いのが現状です。


そこで政府は急遽このキャンペーンの開始時期を前倒ししました。そうでもしないと路頭に迷う人がさらに急増することが明白だったからです。


ここまでは良かったのです。しかしその後、このキャンペーンそのものに反対する声が国民から噴出し、何とかキャンペーンの中止を回避するための苦肉の策として政府は東京離発着を支援対象から除外する決定をしました。


そんなこんなで何とか本日のキャンペーン開始に漕ぎ着けたわけですが、現在でも中止を求める国民の声は大きく、私のような観光業界への支援の必要性を強く感じている人たちは非常にモヤモヤした気分でいることと思います。


特に、今回私に筆を取らせたのは以下のようなSNS上における日本の皆さんの発言です。

 

  • こんな時期にフラフラ旅行などする馬鹿に俺たちの税金を使うな
  • 旅行などコロナが終息してから行けばいい
  • そもそも観光業なんて必要ない
  • 観光業界の連中が転職すればいいだけ
  • 街から外国人が減って雰囲気が良くなった


この中でも特に私に悪い意味での言葉の力を感じさせたのが「観光業は不必要」というものです。


こういうことを言い出せば大体のものは人間が生きる上で必要ではないわけで、ナンセンスと言えばナンセンスではあるのですが、私なりの意見を今回は少し書いてみたいと思います。

 

何が問題なのか?


まず、現状日本人である我々は自活できていないのです。特にこの5年10年で顕著になったわけですが、第一次産業はもう外国人技能実習生なしには成り立ちませんし、景気低迷に伴う日本人の可処分所得の減少によって全体的に内需は冷え込むばかりでそもそも日本人がモノを買わなくなりました。近年、「インバウンド需要」という言葉をよく耳にするようになったわけですが、外国人旅行客なしには成り立たない商売も非常に多く存在しているのが現状です。


そのような実情もあって、政府は外国人労働者の受け入れを推進し、日本が国際社会において生き残る道として「観光立国」を掲げたわけです。ですから、観光業は日本が日本であり続けるための生命線とも言えるものであり、少しでも早くインバウンド需要を取り戻すことが急務なのです。我々日本国民がそれを望む望まないの問題ではなく、そうしないと我々は現在の社会福祉システムを維持することすら難しいのです。こういった現状を招いた元凶は昔の政治家たちに他なりませんが、日本は民主主義国家ですからその政治家たちを選んだのは国民なわけで、要は我々の親世代もしくは祖父母世代に思慮の足りない人たちが多かったということなのだろうと私は理解しています。


そんなわけで、外国人が再び自由に入国できるよう環境を整えることが必要なのですが、言うまでもなくそれにはまだ時間がかかります。そもそも現在日本の人たちは都道府県を跨ぐ移動にすら躊躇しているわけですから。都道府県知事たちが移動するなと言っているわけではありません。ただ、自粛警察の存在が典型例であったように、「相互監視」や「同調圧力」といった目に見えぬ強力な力によって縛られている人が非常に多いのです。


ということで、それらを取り去り、日本人がコロナ蔓延以前のように自由に行動できるようにするための政策がこのGoToキャンペーンでもあるのです。観光業界への支援は当然として、日本人の自粛マインドを一旦リセットすることが今の日本においては本当に本当に重要なのです。


本論から外れるので手短にしか書きませんが、コロナそのものに関してはもう大丈夫です。専門家たちも大きな声で言うのは躊躇われるようですが、勇気を出して発言している方もそれなりにいます。日本における死者数の合計は現時点で約1000人。例年のインフルエンザ死者数の約3分1です。ロックダウンをしていないのにも関わらず抗体検査の陽性率が近似的にゼロであることからは、ほとんどの日本人は自然免疫でコロナに対処できているということがわかります。そんなことよりも、「このままではコロナ死者よりも経済困窮により自殺者の方がはるかに多くなる」と警鐘を鳴らしている専門家もおり、個人的にはそちらの方がよほど深刻だと考えています。コロナで死ねば90代の一般人でもニュースになりますが、自殺の場合は三浦春馬くらいの有名人でないと我々の耳には届きませんから。


本論に戻りますが、そもそも観光業が不必要なはずがないのです。我々は仕事をしてお金を稼ぎ、それを消費することで経済を回し社会というものを維持しているわけですが、成熟した日本のような先進国においては、もうモノというのはそうそう売れません。どこの家にも既に高性能な家電が揃っていますし、数年に一度iPhoneを買い換える程度という人は多いのではないでしょうか。服だってユニクロが大繁盛している現状を見る限り、皆さんそこまでお金は使っていないのではないかと思います。


では、現代人は一体何にお金を使っているのか? その答えはもちろん「娯楽」です。具体的には、映画、コンサート、演劇、スマホゲームへの課金、キャバクラ、ホストクラブ、風俗、、、こういったエンターテイメントに毎月それなりにお金を使っている人は多いかと思います。私は水商売の存在には反対なのですが、今回そこには目を瞑るとして、兎にも角にもこういったビジネスが日本において雇用を支え、社会の歯車となっていることは疑いようのない事実なのです。ただ、ここに挙げた例は比較的若い人向けであると言えるかと思います。では、中高年は一体どんなエンタメにお金を使うのか?と言えば、、、そうです、「旅行」です。ファミリー世帯も同様でしょう。幼い子供をライブには連れて行けませんしね。旅行が第一選択肢になるのが一般的だと思います。


ということで、エンターテイメントには色々あれど、「旅行」はある意味その頂点に君臨しています。経済を回すという意味においても極めて重要なワンピースなのです。


「時期尚早」、「コロナが終息するまでなぜ待てないのか?」などと言っている人たちもいますが、そもそもコロナは終息などしません。この世界から旧型コロナ(通称風邪)がなくならないのと同じです。つまり、自粛を継続して収束するのを待っていたら観光業界は壊滅し、とてつもない数の日本人が路頭に迷い、治安の急激な悪化、自殺者激増、生活保護受給者激増で財政危機、社会保障制度の崩壊、、、日本という国は完全にぶっ壊れることになるだろうと私は予想しています。観光業は鉄道や航空業界等の社会インフラとも密接に結びついていますから、ダメージは計り知れない水準になります。


東京にある約100室を抱える某中規模ホテルのトップが宣言しています。「もしこの状況があと1年続いたら倒産」と。そのホテルだけで一体どれだけの人数の雇用を支えているか。そもそもそこは都内の一等地にある人気ホテルですから、1年どころか今後半年耐えられない宿泊施設は日本に山ほどあることでしょう。


「それならホテルや旅行会社に直接カネをばら撒けばいいじゃないか」なんて言っている人もいますが、そのやり方では経済が回らないのです。コロナで給料が減っていない人というのはサラリーマンの多い日本には非常に多いわけで、コロナのおかげで手元資金が増えた家庭はかなり多いはずです。そういうお金を引っ張り出し経済を回す燃料にすることも今回のキャンペーンの重要な意義なのです。国が税金で旅費の3分の1を支援すれば、ホテルや旅行会社には支援額の3倍のお金が入ることになります。極めて効率の良い税金の使い方だと言えます。そしてやはり、繰り返しになりますが、日本人の自粛マインドを壊すことが本当に重要なのです。観光業界に直接お金を注ぐのでは持続的な回復には繋がらないのです。


ということで、長くなってしまいましたが、まとめると結論は以下の通りです。

 

  1. 日本社会は外国人依存。インバウンド需要も必要不可欠。外国人が以前のように普通に入国できる環境を少しでも早く整える必要がある。
  2. そのためにはまず国民の自粛マインドを取っ払い、都道府県を跨いだ移動や旅行が躊躇なくできる環境を整える必要がある。これに大きく寄与することが期待されるのがGoToトラベルキャンペーン。
  3. 観光業は風前の灯であり、一刻も早い救命措置が必要。ただ、必要不可欠なのは持続的な回復であり、一時金の給付などでは全く足りない。需要喚起が最も重要。


この箇条書きの順番に違和感を感じた方も多いとは思いますが、大局的に見たらこの順番なのではないかと私は考えています。


ちなみに、私は日本の観光立国化自体に反対で、科学技術立国化を進めるべきだと考えています。数年後にまた新しいコロナが出てくる可能性は十分あるわけで、観光立国などあまりにも脆弱だと思うからです。ただこれはこのブログで書く話ではないので割愛します。兎にも角にも、現状は完全に外国依存、外国人依存ですから、まずは国民の自粛マインドを綺麗さっぱり取り去ることが最も重要だと考えています。毎日仰々しく感染者数の発表をするのなら、併せて自殺者数の発表もしてくれると国民も目が覚めるのではないでしょうか。メディアが少し力を持ち過ぎてしまっているんですよね、今の日本では。

 

あとがき


誹謗中傷だけが原因ではないにせよ、三浦春馬さんの自死の背景にはそれも明らかにあったとのこと。


SNSの台頭で猫も杓子も素性を隠して偉そうに好き勝手発言ができるようになったわけですが、ぶっちゃけ口が悪いというか、暴言吐いて憂さ晴らしをしているような輩が最近あまりにも多過ぎると思います。


今回のGoToトラベルキャンペーンに関しても、みんなボロクソに政府を批判しているわけですが、理にかなったことを言って反対している人は一人もいませんでした。「感染が拡大したら誰が責任取るんだ!」とか、「東京の人には来ないで欲しい」とか、あまりにも頓珍漢過ぎて聞くに堪えないというか、もう少し広い視野で社会を見つめることができないのかと。「ムラ社会」という表現がありますが、日本は一体いつから国全体が「ムラ」になってしまったのでしょうか。


旅行業界、観光業界の人たちが本当に可哀想です。「旅行に行きましょう!」、「ぜひ遊びに来てください!」なんて言った際には袋叩きに遭うわけで。ホテルのオーナークラスでも「うちは感染対策を徹底しています」と言うのが精一杯。国民全員が自粛警察みたいになっていますからね。


兎にも角にも、皆さん、ぜひ旅行を楽しんでください。コロナに関しては心配いりません。大事なのは日々の体調管理です。いつコロナに罹っても自然免疫で撃退できるよう、バランスのとれた食事(特にタンパク質が重要)と十分な睡眠を心がけてください。そして、体調が優れない場合は旅行のキャンセルを躊躇わないこと、旅行先で体調を崩した場合は観光は諦め宿で大人しく休んでいること、これさえ気を付けていれば問題ありません。