とある飛行機好きの生活向上ブログ

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「Go To トラベルキャンペーンを中止しろ!」への反論

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皆さん、一旦落ち着きませんか?

 

予想通りの感染者増加


秋も終わりに近付き冬がすぐ目の前に迫ってきた今日この頃、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者は日を追うごとに増えています。


各種SNSなどを見ていると、半ばパニックのようになっている人も多く見受けられます。秋冬で感染者が増えることなどだいぶ前からわかっていたわけで、個人的には現状を何も不思議には感じないわけですが、世間と私の間には大きな溝があるようです。


半年くらい前には、既に専門家たちは新型コロナはインフルエンザ同様「季節性」であると結論付けていました。日本のメディアはいつだって反政府の立場を取りますから、「Go To トラベルキャンペーンで人の動きを促した」ことが原因といった論調ですが、科学的な見地から秋冬における流行は完全に規定路線なのです。驚くことなど何一つありません。

 

Go To は悪か?


一連の「Go To キャンペーン」ですが、私は非常に上手い税金の使い方だなと思っています。ここでは「Go To トラベルキャンペーン」に絞って考えてみたいと思いますが、これはいわゆる「レバレッジの効いた税金の使い方」というやつなのです。特定の額を直接困っている人に支給すればその金額分の効果しかありませんが、今回のようなやり方をとることで、用いる税金の2〜3倍の額のお金を動かすことができるからです。


そんな Go To トラベルキャンペーンですが、やはり「35%オフ(15%分の地域共通クーポンを含めれば50%オフ)」というのは本当にえげつないお得感です。「使わなきゃ損」と言っても過言ではないレベルだと思います。


既にこれを利用された方はたくさんいるでしょうし、このキャンペーンのおかげで潰れずに済んだ宿泊施設、職を失わずに済んだ業界関係者は山ほどいることでしょう。宿泊施設の経営には大変な額の維持費がかかるわけで、そういった特性のある宿泊業界を救うためにはもうこれ以外に方法はなかったのだと思います。永遠と血税を直接的に注ぎ続けるわけにはいかないわけですから。観光立国化を掲げる日本としては、最優先で取り組む必要があったのです。

 

もし今中止したら、、、


Go To トラベルキャンペーンは1月いっぱいまでということで、残りの期間でこのキャンペーンを思いっきり活用しようと思っている方、たくさんいるかと思います。かくいう私も予約をいくつも持っています。特に楽しみなのは温泉旅行。真冬の沁み入るような寒さの中、露天風呂に入るのが今から楽しみで仕方ありません。


さて、もし今、Go To キャンペーンが突如中止されたら皆さんはどうしますか?


私はもちろん持っている予約を全てキャンセルします。「Go To 適用外なら行かない」という人は多いのではないでしょうか。例えば、1万円の宿が今なら35%オフですから6,500円で泊まれるわけで、これがキャンペーン中止により1万円に戻ってしまうと、「(10000-6500)/6500*100=53.8」ですから、急に約54%も値上がりすることになるわけです。元の価格に戻るだけではあるのですが、精神的にはやはりこの影響は大きいと言わざるを得ません。もちろん、今後ずっと Go To を続けるわけにはいきませんから、どこかで終わらせる必要はあるのですが、できれば冬の終わりまでは継続して、感染拡大状況が落ち着くであろう春に繋ぐのが望ましいと言えます。


またもちろん、お金の問題だけではありません。「新規感染者が増えてきたから Go To は中止!」なんて話になってしまうと、また「旅行=罪」というイメージになってしまい、Go To で変わりつつあった我々のマインドがまたあの緊急事態宣言発令中の頃に戻ってしまうわけです。Go To があるから我々は近所の人の目や同僚の目を気にせず旅ができるわけで、Go To にはそういった経済面以外の重要な効果もあるわけです。

 

「旅」を守ろう!


そんなわけで、私は新規感染者の増加を理由にした「Go To トラベルキャンペーンの中止」には大反対です。


コロナは季節性であり、そもそも世の中から消えてなくなる類のウイルスではないため、来年も再来年も秋冬には流行します。ワクチンはそのうち完成するかもしれませんが、製薬会社が発表している「異常に高い有効性」には多くの専門家たちが疑問を抱いていますし、そもそも接種したところでコロナの抗体は3か月程度で消失することが既に知られています。ワクチンが完成したからと言って、状況が劇的に改善することなどまずありません。感染者数そのものはあまり変わらないのではないでしょうか。もっとも、その頃には濃厚接触者だ何だと言ってむやみやたらにPCR検査をするようなこともなくなり、表に出る感染者数自体は減少するのかもしれませんが。


私は一人の旅好きとして、我々は今は「旅を守る」ことを考えるべきだと思います。異論のある方は、とりあえずココ(https://connect.biorxiv.org/relate/content/181)に出ている文献でも漁ってみてください。もうコロナそのものについては十分に理解が進んでいます。未だに「未知のウイルス」などという表現を用いている方がいますが、自らの無知をまず真っ先に恥じるべきです。


特に、地方にある老舗旅館なんて、一旦潰れたら復活することはまずないと思います。今、Go To でいい流れがきているのです。この流れを止めることなく、メディアが嬉しそうに強調する数字に踊らされずに、感染対策に留意した上で引き続き旅を楽しむべきだと私は考えています。