今回はサンクトペテルブルク観光で撮った写真を色々とご紹介したいと思います。
地下鉄
今回ご紹介するロシアのサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)という都市なのですが、ロシアを訪れた事がない方でもおそらく名前を聞いた事はあるのではないでしょうか。歴史ある非常に美しい都市であり、世界中から観光客が訪れます。
街の中心エリアのネヴァ川沿いにエルミタージュ美術館があり、観光で訪れる場合はこの中心エリアを主に散策することになるかと思います。
観光の際の交通手段に関しては、地下鉄が便利だと思います。このサンクトペテルブルクの地下鉄というのはなかなかユニークでして、なんと世界で最も深い所を走っている地下鉄なのです。
日本の地下鉄のように階段で上り下りしようなどとはとても思えません。本当にびっくりするくらい深いです。
プラットホームの写真ですが、何か違和感を感じませんか?
そうです。電車が走っている部分が全く見えないようになっているのです。
扉は防爆仕様。冷戦時代に防空壕を兼ねて設計されているため、このような構造になっているのです。
繰り返しますが、本当に深いです。エスカレーターに乗っている時間も日本では経験したことがないくらい長いです。
街中を散策
私は特に行き先を決めていたわけではなく単に街をブラブラと散策しただけなのですが、以下、現地で撮った写真で雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。
歴史を感じさせられる重厚感のある街並みが美しく、歩いているだけで本当に楽しかったです。
エルミタージュ美術館の前の広場には馬が結構いたのですが、シンデレラ感がすごかったです。
エルミタージュ美術館の北側、ネヴァ川沿いに出るとそこにはまただいぶ趣の異なる美しい風景が広がっています。
この橋からの眺める街並みが最高に美しかったです。
橋を渡った先にはちょっとしたビーチがあったりして、なかなか面白かったです。
エルミタージュ美術館の北側に行くと左右に橋があり、私は片方から川の向こう側に渡り、反対の橋から戻ってきました。景観を楽しみつつのんびりぐるっと1周したのですが、最高の散歩コースでした。
深夜のボートツアー
サンクトペテルブルク観光と言えば、ネヴァ川に架かる「跳ね橋」が上がる様子が見られるナイトクルーズが人気です。私も参加したのですが、ロマンチック過ぎて独りで参加している私は気絶しそうでした。
このボートツアーなのですが、ナイトクルーズと言っても日本人的にはあり得ないくらい遅い時刻から始まります。乗船は日付が変わる15分前くらいからで2時間程度のコース、つまり午前2時頃まで続きますから、ナイトというか深夜クルーズです。
乗り場はエルミタージュ美術館の北側。ということで深夜にやってきたわけですが、周囲の建物が全て美しくライトアップされていて、乗船前からテンションだだ上がりでした。
いざ、乗船!
写真では十分には伝わらないかと思いますが、水上から眺める街並みはあまりにも美しく、まるで別世界に迷い込んでしまったかのようでした。
船内ではフード類やお酒も色々と提供されたのですが、どれも美味しくて楽しめました。日本で言うところの屋形船みたいな感じですね。
小綺麗にセッティングされたテーブルである程度食べたら、皆ワイングラスを片手にデッキに出て風にあたりながら夜景やおしゃべりを楽しむ感じでした。
荘厳な音楽と共に跳ね橋が上がる際にはどのボートも大盛り上がり。
とりあえずロマンチックの極みみたいな感じなので、特にカップルにはもう最高だと思います。
感想
サンクトペテルブルク旅行、本当にものすごく良かったです。もしかしたら、これまで訪れた欧米諸国の中で今回が一番かもしれません。
同じヨーロッパでも、フランスやイタリアなどとは明らかに空気感が違います。兎にも角にも荘厳な美しさというのをこれでもかというほど感じました。色んな意味でユニークなので、やはりロシアを訪れずして海外旅行好きは自称できないなと。
そして旅のハイライトは深夜の跳ね橋ナイトクルーズだったわけですが、もうただただ感動しました。この世界にはこんなに美しい景観があるのかと。「世界のどこに行ってもそこには人がいて人生があるだけ。ある程度色々見たらもう感動などしなくなる。」などと普段周囲に舐めたことを言っている私のマインドを粉々に破壊してくれました。まだまだ世界には見るべきものがあるのだなと。世界は地図のような二次元的なものではなく、奥行きというもう一つの軸があるのだなと。
写真なんかでは絶対に伝わりませんから、まだ訪れたことのない方は是非機会があったら、というか時間を作ってでも是非訪れてみてください。深夜なのでちょっとしんどいかもしれませんが、できればボートツアーにも参加してみてください。きっと一生心に残る素晴らしい思い出になると思います。
私は基本的には、一度訪れた場所を再訪するくらいなら新しい場所へ、という考えですが、この街は再び訪れたいと思っています。