今回は、フランスのモンペリエという街にあるファーブル美術館で開催された「ピカソ展」に足を運んだ時の話です。
パブロ・ピカソ
日本人でも知らない人はいない超有名画家「パブロ・ピカソ」(Pablo Picasso、1881年10月25日 - 1973年4月8日)」。
彼はスペイン生まれですが、制作活動はフランスで行ったため、フランスを代表する現代美術の巨匠として知られています。
いわゆる「キュビスム」(Cubisme、立体派、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収める画風)の創始者として有名で、皆さんもピカソの作品の一部に関しては、見ただけで「ピカソっぽい!」なんて思うのではないでしょうか。
ファーブル美術館
フランス南部の都市モンペリエ(Montpellier)には「ファーブル美術館(Musée Fabre)」という1828年開館の歴史ある美術館があります。
場所はこちら。
観光の拠点となる「コメディー広場」から北に数分真っ直ぐ歩けば着きます。交通至便なので、モンペリエ観光の際には必ず訪れるべき場所の一つと言えるのではないでしょうか。
私が訪れた際にはちょうどピカソ展が開催中とのことで、まさかフランスでピカソの本物が見れるとは、、、と非常に嬉しく感じ行って参りました。
館内に入り、チケットカウンターへと足を運ぶとカウンターのおばちゃんが「どこから来たの?」と気さくに話しかけてくれました。中国からだけど私は日本人だと伝えると急にテンションが上がったようで、「まあ、日本人なの! 私が最も興味のある国よ! あなたと連絡先を交換したいくらいだわ!」なんてまあ嬉しいことを。フランスに親日家が多いことは以前から知っていましたが、やっぱりこういうシーンに出くわすと嬉しいものですね。
作品
館内は写真撮影OKだったので、以下、現地で撮ってきた展示作品の写真をご紹介したいと思います。この手の写真のアップは野暮と言えばまさにその通りなのですが、これが皆さんをフランスに誘うきっかけになればいいなと思っています。
感想
よく言われる話ではあるのですが、やはり比較的初期の作品にはデッサン力や造形を掴む絶妙な力を感じさせるものが多く、後半の作品に関しては色使いが非常に特徴的だなと感じました。実はモンペリエを訪れる前に私はパリの市街地を散策したのですが、その後だったからでしょうか、その特徴的な色使いがまさにフランス的だと言えるのだろうなと。現代のフランスのファッションを見ていても通じるものがある気がします。
私は美術に関しては門外漢ですからこのくらいにしておきますが、美術館というのはやっぱりいいですね、本当に。常設展ではドラクロワの作品なんかもあって大興奮な半日を過ごせました。
何でもかんでもネットで済ませられる時代ではありますが、やはり本物を直に見ないと伝わってこないものというのがたくさんありますよね。旅っていいなと、改めて感じたひと時でした。