今回はロシアのサンクトペテルブルクにある「エルミタージュ美術館」のご紹介です。
エルミタージュ美術館
「エルミタージュ美術館」という名前を聞いたことがある方は多くいらっしゃるかと思いますが、サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)にあるロシアの国立美術館のことであり、世界三大美術館の一つです。
場所はサンクトペテルブルクの中心部、ネヴァ川沿いにあり、サンクトペテルブルク観光の際には必ず訪れることになるであろうエリアと言えます。
ちなみに、「エルミタージュ(Hermitage)」はフランス語で「隠遁者/世捨て人の部屋」という意味なのだとか。
1764年にエカチェリーナ2世がドイツの画商ゴツコフスキーが売り出した美術品を買い取ったのが始まりで、その後どんどんコレクションは増えていき、1917年のロシア革命後は貴族から没収されたコレクションの集積所となったのだとか。
小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場、冬宮殿の5つの建物が一体となって構成されています。
世界最大規模の美術館ということで、とにかくものすごく広いです。どのくらいじっくり鑑賞するか次第ではありますが、丸一日では絶対に全エリアは巡れません。それこそ、3~4日間くらいかけてじっくり楽しむくらいがちょうど良いのではないかとすら私は感じました。
館内の様子と作品の一部
スケジュールの関係で私は短時間でざっと巡ることしかできなかったのですが、現地で撮ってきた写真をお見せしたいと思います。
ということでやってきましたエルミタージュ美術館!
ご覧の通り、まず建物自体が非常に美しいです。写真に収まっていませんが、スケール感が日本の建物とは大きく異なり迫力があります。もうこの外観を楽しむだけでも訪れる価値があると言えます。私はこれまで様々な国でそれなりに色んなものを見てきましたが、この時の感動と興奮が一番かもしれません。
中に入ると中庭に出るのですが、美術館に囲まれた荘厳な雰囲気が素晴らしく、その辺で腰を下ろして数時間雰囲気を楽しみたいくらいでした。
奥に進んで建物の中に入るとチケットカウンターがあり、そこでチケットを購入し、セキュリティーチェックを受ければ中に入れます。
綺麗な写真がなくて申し訳ないのですが、中に入ってすぐの階段からしてもう別世界でした。
絢爛豪華という表現があるわけですが、こういう時に使うためにあるのだなと。
とにかく部屋数が多く作品の数もとてつもなく多いのですが、一つ一つが重いのでじっくり鑑賞していると本当に全然先に進めません。
これ(下)はミケランジェロの作品。
これ(下)がレオナルド・ダ・ヴィンチの「リッタの聖母」。
これ(下)は同じくレオナルド・ダ・ヴィンチの「ブノアの聖母」。
美術作品にあまり興味がない方もいらっしゃるとは思いますが、空間自体が本当に特別なので、その雰囲気を味わうだけでも十分に意味があるかと思います。
感想
以上、今回はエルミタージュ美術館のごく簡単なご紹介でしたが、まあ兎にも角にもものすごいですよここ。
私は美術品に詳しいわけではありませんし、もっと詳しい方は読者の皆さんの中にもいくらでもいらっしゃるとは思いますが、逆に言えば、そういったズブの素人でも大いに楽しむことができるということなのだと思います。ここの空気感は間違いなく日本には存在しないものですから、それに触れるというか、その雰囲気に包まれるという経験そのものに大きな価値があると私は感じました。
私は「海外旅行をすると人生が変わる!」なんて思っているタイプの人間ではありませんが、ここは例外かもしれません。ガツンとくるものがあります。
とまあ非常に稚拙な物言いで申し訳ないのですが、もしまだ訪れたことのない方は是非一度訪れてみてください。当サイト管理人の超イチオシ観光スポットです。