とある飛行機好きの生活向上ブログ

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(搭乗レポート)中国国際航空のA330-300エコノミークラスで東京から北京へ(HND -> PEK)

先日、中国のフラッグキャリアーである「中国国際航空(エアチャイナ)」にて東京から北京まで移動しましたので、今回はその時の感想を簡単にご紹介したいと思います。

 

※なお、エアチャイナとよく間違えられる「中華航空(チャイナエアライン)」は台湾のフラッグキャリアーであり、全く別の航空会社です。

 

出発地は羽田空港


中国国際航空は全日本空輸(ANA)同様、北京便は羽田空港と成田空港の両方に就航しているのですが、今回は羽田便の利用です。もちろんチケットはANAマイルによって取得した特典航空券。

 

この日はモノレールで羽田空港にやってきました。

 

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電車を降りて改札を出るとすぐにチェックインカウンターがあるフロアに着くというのは本当に便利ですよね。あとは、一つ上のショップが並ぶフロアが非常にお洒落で、私はこの空港の国際線ターミナルが本当に大好きです。ここを拠点にしていると、関空を利用した際などにはつい、、、いや、やめておきましょうか(笑)

 

今回利用する中国国際航空なのですが、チェックインカウンターは一番端にあります。

 

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スターアライアンスのゴールド会員であれば、ビジネスクラス用のカウンターが利用可能なのでそちらでお願いしました。今回はエコノミークラスなので、私は事前に機体後方の席(墜落時に助かる確率が相対的に高い)を指定しておいたのですが、担当してくれた綺麗なお姉さんから「もう少し前の方のお席が空いているので、そちらでいかがでしょうか?」と変なことを言われ、つい「では、それで」と返事をしてしまいました。結論を書けば、私はてっきり、隣が空席なのかな、、、なんて思い変更に同意したのですが、搭乗中ずっとオレンジを食べ続けるガタイのいい中年の中国人男性の隣だったので、後でほんのちょっとだけお姉さんを恨、、、いや、やっぱり何でもないです。

 

チェックインを済ませてすぐ保安検査場へと向かったのですが、金属探知機が新しいものに変更されていて軽く驚きました。以前は長方形のフレームを通過する形式でしたが、現在は電話ボックスのようなブースの中に入って立ち、手を挙げた状態で全身をスキャンする形式でした。金属が検出された場合、モニター画面上の人型にその箇所が表示されますから、係員さんはその箇所のみをチェックすれば良いわけです。以前はピーっと鳴ったら全身をベタベタ触る必要がありましたから、これは双方にメリットがあるなと感心しました。ちなみに、私はお腹の下の方がモニターに赤く表示されましたが、係員さんがベルトであることを目視で確認し、すぐに通過することができました。

 

出国審査を済ませた後はANAラウンジへ。日本の空港に中国国際航空のラウンジはありませんから、上級会員はこちらを利用することになります。

 

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中はガラガラで、席探しに苦労することもなく快適でした。

 

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私は毎回欠かさずこちらの豚骨ラーメンをいただいています。なかなか美味しいんですよねこれが。

 

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私は現在北京にいて、先ほども「拉麺」という名の料理を食べましたが、、、本場?の拉麺と日本のラーメンは全くの別物ですからね。

 

腹ごしらえが済んだら搭乗ゲートへと向かいます。
ちなみに、陸マイラーブームのせいか最近はANAの上級会員が明らかに増え過ぎていて、ANA以外のスタアラ系エアライン利用者の中にもANAの上級会員がたくさんいます。なので、優先搭乗のラインに長い行列ができることも多く、私はいつも少しだけ遅くまでラウンジにいて、搭乗開始後に搭乗ゲートに向かうようにしています。まあそのせいで、ブロガーにも関わらずなかなか機内の写真が撮れないという問題があったりはするのですが。

 

機内の様子


今回利用した機材は、エアバス社のA330-300型機です。

 

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大き目の機材ですが、こうやって見ると結構シュッとしていますね。

 

中国国際航空の国際線は、距離に関係なくほとんどが2クラス構成(エコノミークラス&ビジネスクラス)で、こちらの機材のエコノミークラス席は2-4-2の配置でした。機内の様子はこんな感じです。

 

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席に着いてみての素直な感想ですが、ANAの機材と比べてちょびっとだけですが明らかに狭いですね。シートピッチがANAやJALの機材に比べて若干狭いことは事前に調べて知っていたのですが、実感できるレベルの差でした。ちょっと姿勢を崩すと膝が前の席の背面に触れてしまうんですよね。まあ短距離便ですから、気になるほどではありませんが。ただ、これで中距離以上はさすがにしんどいだろうなとは思いました。私の体は日本の一般的な成人男性のそれよりもひと回りくらい大きいのですが、こういう時には小柄な女性が羨ましいなと結構真面目に思います。

 

写真は撮っていないのですが、機内のエンターテイメント設備は可もなく不可もなくといった感じでした。日本語表示には対応しています。

 

あと、よく「中国の航空会社の機内食は不味い」なんて記述を見かけますが、そんなことは全くありませんでした。

 

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日本発の便だからかもしれませんが、全くもって普通でした。すごく美味しいとも思いませんが、日本の航空会社のエコノミークラスの機内食が「すごく美味しい」かと問われたら、そんなこともありませんしね。まさに中国語で言うところの「差不多」(差が小さくだいたい同じ)というやつですね。

 

その他の感想


その他、私がよく利用するANA便と比べて気になった点をいくつかここで挙げておきたいと思います。

 

まず、CAさんの半分くらいは男性でした。これは日本人からすると一般的ではないわけですが、欧米ではごく普通ですね。女性のCAさんばかりの日本や台湾の航空会社が少数派なのだと思います。

 

次に、日本便にも関わらず、機内アナウンスは中国語と英語のみでの提供でした。なので、そのどちらかが理解できない場合、何を言っているのか全くわからないかと思います。日本人のCAさんもいたようですが、一瞬見かけただけだったので、多分エコノミークラスの担当ではなかったのだと思います。もちろん、困った際には呼んできてもらえるとは思いますが。

 

後は、定刻通りの出発だったのにも関わらず、北京にはなぜか1時間遅れで着きました。「やっぱり中国の航空会社は、、、」なんて思ったわけですが、他の日の運行状況を調べてみたところ、ほとんどの便は定時運行でしたから、たまたま私の運が悪かっただけなのかもしれません。まあでも、ANA便はディレイが本当にものすごく少ないですから、それに比べると若干緩いような気がしないでもないです。

 

ちなみに、これは本当に意味不明なのですが、中国のフラッグキャリアーでかつハブ空港なのにも関わらず、なぜか北京首都国際空港では沖止めでした。まあ、バスに乗り込む際に至近距離で飛行機が見えますから、飛行機好きとしてはそんなに悪くはない話なのですが。

 

特筆すべき点としては、このあたりかなと思います。

 

全体に関しての素直な感想としては、「全然悪くはないけれど、ANA便の方が明らかに上」といった感じでしょうか。ある程度価格差がついていて安いのなら、中国国際航空も積極的に使えば良いと思いますし、価格差がないのならあえてこちらを選ぶ理由もないということですね。

 

ということで今回は以上ですが、今年は中国の航空会社を利用する機会がそれなりにありそうなので、また適宜こんな感じでレポートさせていただこうと思っています。