とある飛行機好きの生活向上ブログ

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(陸マイラーブームの終焉)PeXやドットマネー等のポイントサイトからのメトロポイントへの交換は2018年3月31日で終了

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とうとうこの時がやってきてしまいました。

 

ソラチカルートの閉鎖が決定


2017年は陸マイラーブームの年でした。

 

陸マイラーとは? - とある飛行機好きの生活向上ブログ

 

これはいわゆる「ソラチカルート」と呼ばれている方法で、ポイントサイトにて獲得したポイントを「PeX」や「ドットマネー」といったポイントサイト経由で「メトロポイント」(ソラチカカードというクレジットカードのポイント)に交換し、それをさらに全日本空輸(ANA)のマイルに交換するというものです。これにより、各種ポイントサイトで獲得した1円相当のポイントが0.9マイルになります。この「10:9」(0.9倍)という比率は非常に高く、一般的にANAマイルには少なくとも「1マイル=2円」の価値があると言われていますから、1円相当のポイントを(少なくとも)1.8円相当のマイルに交換することができるわけです。これが「陸マイラーブーム」の全容です。

 

そして本日、このソラチカルートの閉鎖に関する発表がありました。それらはTo Me CARDの公式サイトにて確認が可能です。

 

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「ドットマネー」、「Gポイント」、「PeX」、「ネットマイル」の4つのポイントサイトのからのメトロポイントへの交換は2018年3月31日をもって終了となります。

 

これはつまり、ソラチカルートの閉鎖を意味します。2018年4月1日以降、ポイントサイトのポイントを「10:9」(0.9倍)の比率でANAマイルに交換することは不可能になるわけです。

 

陸マイラーブームの終焉


この「10:9」(0.9倍)という比率は、ANAマイルの収集においてとてつもない高効率を実現してきたわけですが、これが不可能になるということで、私は今年度でもって2016年頃から始まった陸マイラーブームは終焉を迎えると考えています。

 

そもそも現状、ANAのマイルを集めるのは極端に簡単であり、私も昨年は何度もANAの国際線に搭乗していますが、全て特典航空券によるものですからタダ同然でした。陸マイラーブログも乱立し、「ANAの飛行機はタダで乗れる!」なんて表記も頻繁に目にするようになりました。こんな状況を続けていたら、方々から文句が出るのも当然ですし、ANAというブランドの毀損に繋がる可能性もあります。昨年にはポイントサイトにソラチカカードの発行案件が再登場していましたから、「最後に発行枚数を増やして、ソラチカルートは封鎖しよう」と、だいぶ前から今回の改悪は決まっていたのだと思います。

 

とりあえず、今回の変更により、巷に溢れている陸マイラーブログに記載されている内容の多くは修正が必要になりますから、皆さんも古い情報には気をつけてください。

 

今後の戦略


まず言うまでもなく、現在ポイントサイトにポイントが貯まっている方は、3月までになるべく多くのポイントをメトロポイントに交換しておくべきです。ただ、メトロポイントには有効期限があり、それは「獲得日ベースで翌年度末まで」ですから、大量のポイントを所有している方は注意なさってください。つまり、2018年3月までにメトロポイントに交換した場合、それらの有効期限は基本的には2019年3月31日までとなるはずです。2018年3月の後半に交換したポイントの「獲得日」が2018年4月以降になるのかどうかに関しては現時点では私にはわかりません。

 

2018年4月以降に関して、我々のような陸マイラーは今後どうすれば良いのか?というのが問題になるわけですが、引き続き活動を続ける方も多いだろうとは思います。その場合に最高効率を実現するためには、「LINEポイント -> メトロポイント -> ANAマイル」という経路を利用する必要があります。LINEポイントに交換できるポイントサイトは限られるので結構不便ではありますが、例えばハピタスのポイントであれば、「ハピタス -> PeX -> 三井住友カード -> Gポイント -> LINEポイント」といったルートでLINEポイントに交換することができます。この場合の最高交換倍率は「100:81」(0.81倍)となります。それなりの倍率ではありますが、やはり手間がかかる点は否定できません。

 

あとは、「ANA VISA nimocaカード」を使って、「PeX -> nimoca -> ANAマイル」のルートで交換をするルートもあり、これ場合は「10:7」(0.7倍)の比率で各種ポイントサイトのポイントをANAマイルにすることが可能です。ただ、nimocaポイントからANAマイルにするためには、ごく一部の駅にしか設置されていない交換機を利用する必要がありますから、居住地によってはあまり現実的にはないような気がします。時は金なりですしね。

 

ということで、多くの人が既に所有している「ANA VISA(or Master)カード 」を経由した約「10:6」、つまり約0.6倍での交換が一般的になりそうな気がします。ANAマイルの価値を考えると、まあこのくらいが極めて妥当と言えるかと思います。国際線のビジネスクラス特典航空券としてマイルを使うのであれば、この倍率でも現金に交換するよりはだいぶお得感があります。

 

しかしながらやはりこんな状況ですから、私が思うに、今後はポイントサイトで獲得したポイントの「現金への等価交換」も選択肢に入ってくるような気がします。「0.6倍にしかならないのなら自由度の高い現金にしておこう」と考える方は決して少なくはないのではないでしょうか。そもそもANAの特典航空券は枠が少なく、一般的に言えば希望の便を予約するのは結構大変ですしね。現金でなら出発日間際でも普通に買えたりしますから。

 

個人的なことを少し書くと、私は普段、ANAマイルは一時帰国のための国際線のエコノミークラス特典航空券の取得に利用していますが、はっきり言って、1マイルあたりの価値が2円を若干割ることも多いです。さらに、私が現在暮らしている北京から東京までは、羽田と成田両方にANAは就航しているのですが、羽田便がやはり人気なため、泣く泣く成田便を選択することも多いです。その場合、成田空港から都心までの交通費も結構な額になりますから、1マイルあたりの実効価値はさらに下がります。なので、4月以降は多分、現金に交換して都合の良い便を普通に購入することになりそうな気がします。毎日何度もANAの公式サイトにアクセスして、特典航空券の空き状況をチェックしたりするのも、あらためて考えれば時間の無駄でしかありませんしね。

 

ただ、今後もポイントサイトの利用価値自体に変化はありませんから、引き続き利用すべきだとは思います。もっとも、大型案件は明らかに縮小傾向にありますが。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

とにかく最近は情報が拡散するのも非常に速いので、日々情報収集に努め、早めに行動に移すことが重要なのだと思います。

 

管理人が現在考えていること


当ブログの読者の皆さんの多くは「お得情報」に興味があるのだと思いますが、やはり至高のテーマは「手元の現金を増やすこと」だと思います。もちろん私もそう考えている一人であり、もう少し余裕のある生活をしたい、もう少し気軽に旅に出られるようになりたい、なんて日々考えています。

 

そんな中最近思うのですが、今年はやっぱり、仮想通貨が熱いのではないでしょうか。「熱かったのは昨年だけで、今から手を出すのは遅い」という声も耳に入ってはきますが、果たして本当にそうでしょうか?

 

昨年波に乗れたのは、ごく一部の感度の高い連中だけだと思います。世間のトレンドは「一般平民」が作るものであり、そういったごく普通の人たちは今年これから徐々に参入してくるような気がしてならないのです。

 

まあ、陸マイラー活動とは違って元本割れのリスクがありますから、ここで積極的にお勧めして良いものかはわかりませんが。とりあえず、私は最近買いました。何かある程度サイズ感のあるものを手に入れようと思ったら、リスクも付き物ですしね。

 

そんなこんなで、今年も色々と変化の大きな年になるのかもしれませんが、上手く立ち回りたいものですよね。

 

ちなみに、皆さんはもう「SPGアメックス」は作りましたか?

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

今回のソラチカルート封鎖により、SPGアメックスで貯まるスターポイントの価値が相対的に若干増すような気がします。やはり日常生活において必要不可欠な決済の場で、どれだけ効率良くポイントやマイルを獲得するかは重要ですからね。

 

ということで以上、今回は残念な発表ではありましたが、皆さんが早めに対策を練る参考になれば幸いです。