先週の週末、台北は快晴で非常に暖かかったのですが、特にやることもなかったので、何の気なしにふらりと台北市内にある松山空港に飛行機を見に行ってきました。
飛行機が好きなわけ
私は飛行機に乗るのも好きなのですが、見るのも好きです。私は特に建築物が好きというわけでもないのですが、飛行機に関してはその造形美を強く感じます。
当たり前のことではありますが、人間には翼がありませんから、移動速度って本来はものすごく遅いわけで、きっと飛ぶことのできる鳥たちには、のっそのっそと地を這う地味な動物に見えているんじゃないかと思うんですよね。
飛行機の存在によって、我々の世界は2次元から3次元に拡張されるわけですから、これは本当にすごいことだと思います。
あと、個人的にいつも思っているのは、飛行機は精神面でも我々にある種の自由をもたらしているんじゃないかということです。
上手く言葉にできないけれど、私自身、普段から現代社会に対して閉塞感のようなものを感じています。でも、飛行機が飛び立つ様を見ていると、スッと心がちょっと軽くなるような気がするんです。自分の悩みなんて、ちょっと引いて見れば些細なものだということに気付いたり、「ストレスの元からはどんどん自ら逃げちゃえばいいんだ」なんて思ったり。
台北松山空港の展望デッキ
ということで今回、台北市内にある松山空港に飛行機を見にふらっとやってきたわけです。
松山空港には台北メトロ(MRT)の駅が隣接しているので、アクセスは本当にめちゃくちゃ便利です。最寄駅は文湖線の「松山機場駅」です。
松山機場駅に着いたら改札を出て、案内通り進んでいけばすぐ空港に到着します。
ちなみに、空港の外観がこんな感じで、市街地に存在しているということもあり、けっこうコンパクトな空港となっています。
地下鉄の駅の出口から空港内に入り、左の方に進んでいくと、展望デッキ(観景台)へ上がるためのエレベーターが見つかるはずです。そしてエレベーターで3階に上がると、こんな感じの景色が広がっています。
ご覧の通り、特に週末はけっこう混雑します。子供連れがとにかく多く、小さな子供が走り回っていて、「飛行機が見えたよ〜!」なんて叫んでいる声がそこらじゅうで聞こえます。
飛行機の撮影が趣味の方はけっこういると思うのですが、写真からわかる通り、この展望デッキからはガラス越しでしか飛行機が見えないので、撮影には不向きだと思います。私も試してみたのですが、やはりきれいに撮れませんでした。それでも、頑張っている人はたくさんいましたけれど。
台北松山空港に就航している航空会社
ちょうど上の写真に写っている飛び出した部分の反対側には、この空港に就航している航空会社の紹介パネルが展示されています。私はこれがけっこう気に入っていて、ちょっとマニアックな情報かもしれませんが、今回ざっと全部撮ってきましたので、順番にお見せしたいと思います。
羽田空港同様、「(比較的)小さめだけれど人気のある空港」であり、いろんな飛行機が次から次に離着陸をしている様が見れますから、本当に飽きません。
これらの写真だけではわからないわけですが、この空港から直行便が出ているのは、「東京」、「ソウル」、「中国」だけです。ですから、台湾を何度も訪れているような方であっても、ここの空港を利用したことがないという方は少なくないのではないでしょうか。
桃園空港利用時と比べてとにかくアクセスが本当に楽ですし、ANAもしくはJALで日本の地方空港から羽田空港経由で来る場合、国内線部分に関しては割引が適用されますから、そういった経路でいらっしゃるのも決して悪くないと思います。羽田空港の国際線ターミナルは非常にきれいなので、ウロウロするだけでテンション上がりますしね。もっとも、そんな人ばかりでもないのかもしれませんが(笑)
ということで、今回の記事は以上です。
松山空港に展望デッキがあることを知らない人はけっこう多そうなので、今回紹介させていただきました。みなさんも、機会がありましたらぜひ寄ってみてください。