航空ファン大歓喜のニュースが舞い込んでまいりました。まだご存じない方のために、当サイトでもご紹介したいと思います。
予約クラス別空席状況の検索方法
まず、予約クラスとは何なのか?についてなのですが、以下の記事に説明がありますので、「いったい何の話?」という方はまずこちらを先に読むことをお勧めします。
リンク先の記事に書いた通り、最近は無料で予約クラスを調べることはできなかったのですが、この度、それが可能なサイトが出現しました。「BCDトラベル(BCD travel)」というオランダの旅行会社のサイトです。
それでは早速、予約クラス別空席状況の検索方法について見てみましょう。
https://flightavailability.bcdtravel.com/OnlineInfo/En/MnAvlMain.aspx
まず、上のリンクをクリックすると、以下のようなページが表示されます。
「Emailアドレス」のみが必須項目なので、それを入力して「Submit」をクリックすると次のページに進めます。
こちらで調べたいフライトの情報を入力します。基本的には、「From」と「To」のところに空港コード(羽田なら「HND」、成田なら「NRT」など)を入力し、日付を指定すればOKです。入力が済んだら、「Availability」のところにある「GO」ボタンをクリックすることで結果が表示されます。
これは台北(松山)発東京(羽田)行きのある日のフライトの検索結果です。下線が引かれた「Availability」と書いてある部分にマウスカーソルを持っていくと、予約クラス別空席状況が表示されます。
何に使えるの?
「で、いったいこれは何に使えるの?」と思う方もいるとは思うのですが、最初にご紹介した過去記事でも触れた通り、やはり「インボラ(インボランタリー)アップグレードの可能性を探るため」に使う方が多いのではないでしょうか。
すごくざっくり言うと、例えば、上級会員資格を保有し、かつ、エコノミークラス利用が確定している状況で、ヨーロッパを訪れるのにエールフランスとルフトハンザの二つの選択肢があったとしたら、エコノミークラスの残席数が少ない方を選んだ方が、インボラの確率が上がる可能性が高い、ということです。予約クラス別空席状況をチケット購入前に知ることができれば、そういった判断ができるようになるわけです。
もっとも、プライベートな旅行の場合は、一般的に早い段階でチケットを購入するのが多いでしょうから、事前に調べたところであまり意味はありません。比較的出発日が迫った状況で航空券を手配することの多い、ビジネスシーンで威力を発揮することが多いような気がします。
あとは、いろんな日付で調べてみることで「傾向」を知ることができます。「この路線に関しては、この航空会社のエコノミークラスが早めに埋まるようだ」なんていうことがわかると、いろいろと有利に判断ができるかもしれません。
まあ、ざっくりした話ですから、あくまで「参考」程度に利用するのが一番だとは思います。飛行機を利用する際の楽しみを増やす、一つのツールだと捉えればよいのかなと。
とりあえず、私もこれからいろいろと調べてみようと思います。