とある飛行機好きの生活向上ブログ

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(搭乗レポート)まさかのインボラ!? ベトナム航空のA330-200型機ビジネスクラスで台北からホーチミンシティへ(TPE -> SGN)

いきなりですが、この夏ベトナムに行ってきましたので、今回のエントリーではその時の搭乗レポートをお届けしたいと思います。

おそらく私のブログの読者の方の多くは全日本空輸(ANA)もしくは日本航空(JAL)のファンだと思われますが、私は日本人には馴染みのない「スカイチーム」所属の航空会社も大好きです。

 

出発は台湾桃園国際空港から


ということで、台湾桃園国際空港の第一ターミナルにやってまいりました。私が住んでいる台湾の台北市には台北松山空港というのがあるのですが、その空港から行ける海外の都市は東京、ソウル、中国の様々な都市くらいですから、一般的には台北出発の海外旅行時にはこちらの桃園空港を利用することになります。

 

台湾桃園国際空港の第一ターミナル

 

台湾桃園国際空港の第一ターミナル


チェックインカウンターは結構混雑していました。そんな時こそ持ってて良かった「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」。こちらのクレジットカードの最大の特徴は、所有するだけでデルタ航空の上級会員資格である「ゴールドメダリオン」会員になれることです。同時にスカイチームの最上級会員資格である「スカイチームエリートプラス」会員にもなれますから、スカイチーム所属のベトナム航空を利用する今回も各種特典を楽しむことができます。

スカイチーム加盟航空会社の便を利用する際に、スカイチームエリートプラス会員は「SkyPriority(スカイプライオリティ)」と呼ばれている優先サービスを受けることができます。目印はこんな案内です。

 

台湾桃園国際空港の第一ターミナル


正確な統計は知りませんが、私の経験上、スカイチーム加盟航空会社における上級会員の割合は、スターアライアンスやワンワールドに比べて低めに抑えられているようで、優先チェックインカウンターはいつも非常に空いていることが多いです。

 

台湾桃園国際空港の第一ターミナル


実は、この日はいろいろと他の用事があって空港に着くのが遅れてしまい、チェックインを済ませた後は、ラウンジには寄らずに直接搭乗ゲートに向かいました。

ちなみに、ベトナム航空を利用する上級会員は、こちらの空港では同じスカイチームメンバーである中華航空(チャイナエアライン)のラウンジを利用することができます。チャイナエアラインのラウンジは、第一ターミナルと第二ターミナルにそれぞれあり、両者で結構内装に違いがあったりして面白いです。

第一ターミナルにあるラウンジ関しては、以下の記事で簡単に紹介しています。

 

superflyer2015.hatenablog.com

 

第二ターミナルにある方に関しては、以前こちらの記事で紹介させていただきました。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

搭乗ゲートでまさかの、、、


チェックイン後、保安検査と出国審査を済ませ、そのままどこにも寄らずに搭乗ゲートへ。

今回私をベトナムのホーチミンシティまで運んでくれる機材は、エアバスのA330-200型機です。私が普段よく利用する羽田-松山(台北)間で就航しているエバー航空とチャイナエアラインの機材は全てA330-300型機なので、そちらに関しては個人的にかなり馴染みがあるのですが、A330-200型機は珍しいなと思いました。

 

ベトナム航空のA330-200型機


特徴的なカラーリングで、金色の蓮の花がトレードマークになっています。

今回もエコノミークラス利用でしたから、正直なところフライト自体がすごく楽しみというわけではなかったのですが、所詮は3時間程度の短距離便ということで、フライトの質に関して特に気にはしていませんでした。

ということで、現地で何して過ごそうかな〜なんて考えつつ、地球の歩き方を手に搭乗ゲートに向かったわけですが、そこで搭乗券を渡し、係の人がそれをスキャンしたところ、「ピーーー」というアラーム音が!

席が変更された旨だけ告げられ新しい搭乗券を渡されたのですが、席番号を確認したところ、なんと2列目!
ビジネスクラスへのインボランタリーアップグレード(航空会社都合による無償アップグレード)でした。

全く期待なんてしていなかったのですが、まさかのインボラということで、もう本当に変なテンションになりつつ機内へと足を運びました。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


ビジネスクラスの座席はこんな感じで、少し古いのかなとは思いましたが、サイズに余裕があるのはもちろんのこと、材質もしっかりしていてかなり快適でした。前席の背面は固定されていて、足元には広いスペースがあり、リクライニングボタンを押すと、傾斜が少しついているものの、シートはフラットにかなり近い状態になります。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


なお、エンターテイメントモニターは肘置きの下から引っ張り出すタイプでした。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


ヘッドフォン(スイッチがついていたので、多分ノイズキャンセリング機能付き)にも金色の蓮の花のロゴが付いていてお洒落でした。もっとも、私は普段搭乗時にはノイズキャンセリングイヤフォンを持ち込んでいるので、基本的に設置されているものは使わないのですが。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


席に着いて少しすると、CAさんがウェルカムドリンクを持ってきてくれました。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


やっぱりシャンパンを飲むと、ビジネスクラス!って感じがしますね。ネット上の各種レビューを見てみると、どうもベトナム航空の評判は決して良くはないようなのですが、私はとりあえず無条件でそれらを否定しておきたいと思います。

 

快適な空の旅


シャンパンを飲み終わったらいよいよ出発です。スカイチームゾーン(?)ということで、チャイナエアラインの機材を眺めつつ滑走路へ。

 

チャイナエアラインの機材


そして離陸。上空から見る飛行機もなかなかかっこいいですね。

 

台湾桃園国際空港


私は機内の窓から眺める外の景色が本当に大好きで、基本的に短距離便では必ず窓側の席を選ぶようにしています。

 

空からの景色


音楽を聴きながら景色を楽しんでいると、食事の準備が始まりました。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


ANAの短距離便ビジネスクラスで使用される青いペラペラの紙っぽい素材とは違い、しっかりとした厚手の布製クロスです。ただ、、、多分これ、反対ですよね。蓮の花の向きが逆になってしまっています。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


機内食はこんな感じで、そんなに豪華には見えないかもしれませんが、味はとても良かったです。鴨肉はシャンパンによく合うし、フランスの影響なのかパンが特に美味しかったです。

食事を楽しんでいると、いい感じのタイミングでメインディシュが運ばれてきました。

 

ベトナム航空A330-200型機のビジネスクラス


麺にクリームシチューがかかっているような料理で、日本では見かけませんが、普通に美味しかったです。パンは食べ終わると追加してくれたりしたので、かなりお腹いっぱいになりました。今考えると、ラウンジに寄らなかったのは正解だったのかもしれません。

ちなみに、ビジネスクラスだからなのかもしれませんが、CAさんたちの対応はとても丁寧でした。さすがに写真は撮りませんでしたが、皆さんベトナムの民族衣装であるアオザイを着ていて非常に美しかったです。少し前にベトナム人の同僚から聞きましたが、アオザイは基本的に全てオーダーメイドで、それなりに高価なものでもあるため、一度作ったら女性たちはみんな体型の維持に努めるのだとか。お洒落やファッションにもやはり努力が必要なのですね。

お腹がいっぱいになり、満たされた状態でまったりしていると、約3時間の空の旅はあっという間でした。高度が下がるにつれて、窓からはこんな景色が、、、

 

空から見たホーチミンシティの街並み

 

空から見たホーチミンシティの街並み

 

空から見たホーチミンシティの街並み


私が暮らす台北も人口密度的には結構すごいことになっていますが、ホーチミンシティは明らかにそれ以上ですね。このアジアな感じが、本当に好きな人にはたまりません。日本には欧米好きな人が非常に多いわけですが、アジアも面白いですよ〜!!!

ということで、兎にも角にも今回は本当にいいフライトでした。

到着後、夜の街に繰り出したのは言うまでもありませんが(笑)、その話は次回のエントリーでご紹介させていただこうかなと思います。

 

ベトナム航空の飛行機