とある飛行機好きの生活向上ブログ

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新型コロナウイルス(COVID-19)のせいで中国で14日間隔離されることになりました。私が持っていったもの。持ってくれば良かったと後悔しているもの。

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未知のウイルスの蔓延によりまさか自分が「隔離」される日が来るとは、、、人生というのは本当にわからないものですね。

 

14日間の隔離


いきなりですが、現在私は中国の北京市内にある某ビジネスホテルで「隔離」されています。


連日ニュース番組で報道されている「新型コロナウイルス」(COVID-19)ですが、「14日間の隔離」という表現を皆さんももう耳にタコができるほど聞いたかと思います。私はまさにその14日間の隔離状態にあるわけです。


なぜ私が隔離されているのか、そして現在の私の状況に関しては以下の記事に詳述しましたので是非そちらをご覧いただけたらと思います。

 

chinalover.hatenablog.com


現在は隔離開始から数日経ったところでして、「あ〜あれを持って来れば良かったな、、、」なんて思うものがいくつかあります。またそれと同時に、「持ってきておいて良かった!」なんてホッとするものもあります。


そんなわけで、当記事では「隔離への備え」をテーマに、持っていくべき衣類、食品、その他の日用品などについて書いてみたいと思います。もちろん隔離される際の環境次第ではありますが、皆さんも今後隔離された際に備え、一読しておいた方が良いかもしれない話ができたらと思っています。

 

現在の環境


まず、現在私が置かれている環境に関してですが、ごくごく普通のビジネスホテルです。室内の備品も本当にどこのビジネスホテルにでもあるようなごく一般的なものです。


あくまで未知のウイルスの蔓延が理由の隔離ですから、もちろん客室の清掃やタオル交換等の通常であればホテル側が提供してくれるサービスは皆無です。隔離ですから、客室からも基本的に出られません。


食事に関しては、うちの会社の秘書さんが平日に関しては弁当を届けてくれることになっています。土日は一切提供無しですから、持参した食品で凌ぐことになります。


また、食事以上に生命維持に重要な「飲料水」ですが、これはさすがに14日間分持って行くわけにはいかないので、事前に秘書さんにお願いして代わりに購入しておいてもらいました。段ボール1箱分あるので多分足りるとは思いますが、本当に困ったら室内にあるケトルで水道水を沸騰させれば飲むことができます。中国人の同僚に確認したところ、理想は「浄水器を通した後に沸騰」だそうなのですが、沸騰させさえすればまず問題なく飲めるとのことでした。中国の水道水は硬水であるため、煮沸してミネラル分を沈殿させてしまえば良いわけです。


なお、現在私がこの記事をアップできていることからもお分かりの通り、客室内でインターネットは問題なく使えます。

 

私が持っていったもの


まず初めに、私が持っていったもの、持ってきて良かったと思ったものに関してご紹介したいと思います。


「衣食住」という言葉があるわけですが、スーツケース内のスペースには限りがありますから、嵩張る衣類に関しては慎重に選ぶ必要があります。これに関するチョイスは正解だったなと思うわけですが、どうせ部屋からは出ず人にも会わないわけですから、とにかくリラックスできる部屋着に特化すべきです。2月の北京はまだまだ寒く空調ががっつり効いていることは明らかだったので、私はスポーツ用品店で売っているような速乾性の素材でできたハーフパンツとTシャツを2セット持ってきました。洗濯機はないので自分で洗うしかないわけですが、これなら洗面台で簡単に洗えますし乾くのも非常に早いです。室内は非常に乾燥しているので、室内に干しておくことで若干の加湿効果も望めます。


次に下着ですが、室内に引き籠もるわけですから靴下は必要ありません。問題はパンツなのですが、どうも私はパンツを手洗いすることに抵抗があるので、1枚で2日はいけるだろうと考え7枚持ってきました。結論ですが、運用方法によっては2日はいけます。運用方法の詳述は避けますが、要は体が汚れたら着衣せず先にシャワーできれいにすれば良いというだけの話です。


あとは私が現在いるような中国の安いビジネスホテルのバスルームには、シャワーを浴びるエリアとトイレの間に一切境界がなく、ウェットゾーンとドライゾーンの境目もないことが一般的です。その場合は衛生面からもサンダルを履いてシャワーを浴びる方が良いので、「サンダル」は絶対に持ってくるべきです。そのサンダルでずっと過ごしてもいいですし、スリッパを持っていって履き替えるのもアリだと思います。


食料に関しても慎重に選ぶべきです。私の場合は土日に食事の支給がないので、主食は欠かすことができませんでした。基本的にはカップ麺でいいかなと思ったのですが、お湯を沸かす道具があるかどうか事前にわからなかったので、ない場合に備え、水でも作れる非常食をいくつか持ってきました。

 

 
結果的に室内にケトルがあったので昨日今日とカップ麺を食べていますが、水でも作れてしまうこちらの商品は賞味期限も長く現状ではほぼ最強だと思われますから、知っておいて損はないかと思います。ちなみに、カップ麺を持ってくる場合には箸もお忘れなく。まあ私くらいのレベルになると箸など常にスーツケースのポケットに入っているわけですが。


あとは、チョコレートや飴やガムなども持ってきた方がいいと思います。狭い室内に引き籠もるというか、閉じ込められるわけですが、ストレスは想像以上です。口の中に何か入れておくと幾分か気分が紛れますから、十分な量持ってくることをお勧めします。特に北京は空調の関係もあって室内の乾燥が酷いので、のど飴を持ってきたのは正解だったなと思いました。ただ、量的に14日間もたないかもしれなくて今はそれが心配です。


隔離中に体調を崩し受診するような事態になると隔離期間がリセットされてしまいますから、体調管理には要注意です。カップ麺や非常食ばかり食べていたら栄養バランスが崩れますから、サプリメントも持ってきた方が良いかと思います。免疫力の維持のためにはビタミンCが必須ですが、隔離中に十分な量の野菜やフルーツを摂取するのは難しいので、私はこれを持ってきました。

 

 
ドラッグストアで様々なメーカーのものが安価で買えますから、適当に選べば良いかと思います。ビタミンCは水溶性ですから、取り過ぎても尿として排出されるだけなので安心です。


あとは、私は環境が変わるとすぐお腹を壊すのでこれも持参しました。

 

 
これをしっかり飲んでいる限り、私はまず下痢にはなりません。数日間飲んでいない状態でお酒を多めに飲んだりするとすぐダメになります。


その他医薬品関係だと、常備薬や絆創膏はもちろんのこと、クリームやローション等の保湿剤なんかも用意しておくことをお勧めします。


衛生用品としては、爪切りはあった方がいいですね。耳掻きや綿棒も必要な人にとっては必要でしょう。ただ、もっともっと重要なのは「トイレットペーパー」です。ホテル側に補充してもらえる環境なら必要ありませんが、そうでない場合には超重要です。トイレットペーパーはティッシュペーパーの上位互換ですから、これがあればティッシュは必ずしも必要ではありません。私は鼻炎持ちなのでよく鼻をかむのですが、トイレットペーパーなら使用後にトイレに流すことも可能です。


もちろん今回は事情が事情ですから体温計も必須です。毎日計測して報告する義務があります。


あとは歯磨きセットと髭剃りは絶対に必要です。宿にあるショボい使い捨て用のものでは14日間は凌げません。人によってはシャンプーやボディーソープも持参した方がいいかもしれません。まともな品が十分な量備えられているとは限らないので。


最後に、これを忘れると悲惨なことになるわけですが、スマホやタブレットの充電器はマストですね。普段モバイルバッテリーのみ持ち歩いているなんて人も少なくないかと思いますが、何せ14日間ですからね、要注意です。

 

持ってくるべきだったもの


それでは次に私が「持ってくれば良かった、、、」と後悔している品をご紹介したいと思います。


まずは「ドライヤー」です。中国でも多くのビジネスホテルにはあるんですけれどね、、、ここにはありませんでした。私は男ですが、日本の普通のサラリーマンたちよりも髪は長いのでドライヤーが使えない状況は結構不快です。ロングの女性なんかの場合はもっとしんどい思いをすることになりそうです。


次に「ビニール袋」です。これは見落としがちなのですが、結構必要です。汚れた衣類を入れたり、ゴミ袋にしたりと出番が案外多いのです。


あとは、「お茶のティーバッグやコーヒー」を持ってくれば良かったと後悔しています。ケトルとカップはあるので、それさえあれば緑茶や紅茶、コーヒーなんかを楽しめるわけです。室内に緑茶のティーバッグがいくつか置かれていたので飲んでみたのですが、これがもう美味しくて美味しくて。ストレスがかかる環境だから尚更なのでしょう。温かい飲み物を飲むとものすごくリラックスできます。もちろんケトルがある前提ではありますが、お茶の効果は本当にすごいです。


そしてこれもあまり注意がいかないアイテムなのですが、「ボディースポンジ」も持ってくるべきだったなと。皆さんも経験があるかと思いますが、海外のホテルには基本的にボディースポンジやボディータオルは置かれていません。ですから、体を洗う際にはボディーソープを手で泡立てて体に擦り付けるような感じになるかと思います。数日間ならこれで何も問題ないのですが、それ以上の期間の滞在になるとやはりスポンジやタオルでしっかり洗いたいと思えてきます。肌質にもよるのだとは思いますが、私は汗をかきやすい体質なのでしっかり洗わないと後で体が痒くなってしまいます。なので今回これがなくて地味に凹んでいます。そんなものを届けさせるために会社に連絡するのも躊躇われますしね。


ただ、今回適当なサイズのボディーソープをドラッグストアで探していて見つけたこの商品は完全にアタリでした。

 

 
この商品、殺菌力が強いので臭いが気になる人や汗かきの人に向いているようなのですが、実際に使ってみると足なんかがすごくスッキリしていい感じです。一般的な液体のボディーソープに比べ、出てくる泡をそのまま体に擦り付けるだけでも結構いい仕事をしてくれている感じがします。

 

あと、これはまあマストではありませんが、洗濯用の洗剤を持ってくるのを忘れてしまいました。小さな石鹸が洗面台に置いてあったのでそれを使って洗濯していますが、石鹸はカスが残りやすいですし、やはり洗濯専用の洗剤があった方が良かったかなと。


とまあ、持ってくるべきだったと感じた品としてはそんなところかなと。概ねよく準備ができた気がします。


それにしても、14日間というのは結構長いですね。その間一切物資の購入ができないというのはなかなかキツいプレッシャーとストレスになります。

 

終わりに


ということで、今回は何かの参考になるようなならないような内容の記事でしたが、今これをお読みの皆さんと同じ日本人の中には現在私のように北京で隔離されている人もいる、そんな事実を知ってもらえたらなんだかちょっとだけホッとするようなしないような。


兎にも角にも、冒頭でリンクを貼った記事にも書きましたが、「未知のウイルス」なんてものをあまり甘く見るべきではありません。色々と情報が出てくれば出てくるほどに随分と厄介なウイルスだなと私には思えます。「感染したらしたで仕方ない」なんて言っている阿呆が東京のサラリーマンの中には多いようですが、そんな無責任な輩たちのせいで日本にいる私の大切な人たちが危険な目に遭うことなど許せるはずがありません。自分のため、自分の大切な人のため、そしてみんなのために我々は注意深くあるべきなのだと思います。


日本政府や都知事はウイルス検査自体を抑制することで数字に表れないようにし、ウイルスに致命的な気温上昇を待とうという作戦のようですが、それにもまだ時間がかかるわけで、我々には自衛以外の方法はありません。