とある飛行機好きの生活向上ブログ

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令和時代のお金戦略。一般平民が少しでも豊かに生きる方法。投資関連の危ない話。

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新しい時代が始まりました。令和時代にもたくさん飛行機に乗り、たくさん旅をしたいものですよね。ただ、そのためにはやはりある程度の「経済力」が必要です。そんなわけで今回は新時代におけるお金のお話。

 

平成貧乏


10連休という異例のゴールデンウィークが終わり、本日2019年5月7日が令和時代最初の平日となります。

 

約30年間続いた平成時代。とてつもなく変化の多い時代であったと言えるのではないでしょうか。私は昭和人間ですが、昭和時代にはパソコンもスマートフォンもSNSもありませんでした。というか、インターネット自体が(少なくとも一般平民が利用可能な状態としては)存在していませんでした。

 

ネットで気軽に航空券を購入したり海外のホテルを予約したりする、なんていうのは昭和時代にはあり得ない話であったわけで、我々の生活は平成時代にとてつもなく便利になりました。これほど変化の多い時代はもう未来永劫訪れないのではないでしょうか。

 

一方、ネガティブな変化もありました。この30年間で日本の中間層は非常に貧しくなったのです。昭和時代、普通に働いていれば一軒家が普通に買えました。普通に働いていれば子供を3人くらいは育てることができました。だいぶ前に定年を迎えた私の父親は現役時代はごく一般的なサラリーマン、母親は第一子の妊娠中に仕事を辞め、それ以降は専業主婦でした。そんな二人は現在は毎月約26万円の年金で生活をしていますが、持ち家で車もありますから、リッチではないにせよ年に何回か国内旅行を楽しむ程度の余裕はあるようです。

 

皆さんはどうでしょうか? 家、持っていますか? 銀行口座には、500万円とか1,000万円とか、そのくらいの額は入っていますか? 老後は十分な額の年金がもらえそうですか?

 

例えば、「夫:会社員、妻:専業主婦、子供2人」なんて家庭は現在では「普通」ではありませんよね?

 

私自身は全くもって普通ではない生き方をしているので自分基準の比較はしませんが、海の向こう側から眺めていても日本人は貧しくなったなと思います。こういう文字数がやたらと多いブログを頻繁にチェックしているような方は多分日本社会においては「中の上」以上でしょうから、皆さんにはあまり当てはまらないかもしれませんが、例えば、「手取り25万円未満の正社員」なんていうのはものすごく増えました。現在深刻な人手不足が叫ばれている保育士や介護士をしている知人がいますが、30代なのに毎月の手取りは20万円未満だそうです。こんな賃金では上述のモデルファミリーの実現など絶対に不可能なわけで、やはり平成の30年間で日本人は貧しくなったということなのだと思います。

 

令和時代の展望


それでは、令和時代には我々はもう少し豊かに暮らせるようになるのか?、それとももっと貧しくなるのか?といった今後の展望が気になるわけですが、残念ながらそんなのは後者に決まっています。

 

日本が第一次産業で戦えるはずがないわけですが、資源もありませんから、「科学技術」と「観光」で世界と戦っていくしかないのは明白です。しかしながら、前者が近年はボロボロです。科学技術系の人材がこの5年10年で大量に日本から海外に流出し、国内はスカスカになってしまいました。理研の小保方晴子さんの件はよく知られていますが、少し前に京都大学の山中伸弥さんのところでも論文不正がありました。本当に優秀な人材は海外の研究機関に厚遇で迎え入れられますから、国内に残っている人材の質の低下が著しいわけです。日本というのは文系が舵取りをしている国ですから、こうなるのも当たり前だと私は考えていますが。

 

例えば、「金融」という分野があるわけですが、これで稼ぐためには高度な数学の知識が必要不可欠です。また、この分野では近年、機械学習が重要な解析ツールになりつつあるわけですが、これに必要なのは数学の素養と情報処理の高度なスキルです。では現実はというと、数理科学系の研究者のポストが日本には極端に少なく、優秀な人材が中国なんかに近年大量に流れてしまっているわけで、日本がこの分野で戦えるとはとても思えません。

 

そんなわけで、観光資源で食っていくくらいしか可能性がないように思えます。ただ、私の知り合いの台湾人は「最近の京都は外国人だらけで日本に行った気がしないからもう行かない」と言っていましたから、長い目で見たら脆弱な資源にも思えます。

 

ということで、日本人の賃金が今後上昇する可能性など皆無だと思われます。例えば、介護士が施設のオーナーにいくら「賃金を上げてくれ!」と言ったところで、「不満なら辞めたら? 代わりに外国人を雇うから」なんて返されるだけでしょう。法改正により、そういったことが可能になったわけですから。

 

今後日本における貧富の差は益々拡大するでしょう。「普通」という概念が消失し、個人の能力がシビアに評価される時代になるのです。スキルがあればどこでも食っていけるでしょうし、そうでない者は益々冷遇されるようになります。ハングリー精神でガムシャラに働くような外国人労働者に抜かれていく日本人が大量に発生し、ナショナリズムが高まり、治安も悪化することでしょう。

 

普段から自分磨きに勤しんでいるような努力家にとっては良い時代になるのかもしれませんが、怠け者というか、「普通の人」にとっては平成以上に厳しい時代になる気がします。

 

令和時代のお金戦略


今後日本で少しでも豊かな生活を送るためには、数理系の基礎学力を身につけ、英語やプログラミング関係の基本的なスキルを習得しておくと良いかと思いますが、皆さんはそんな話を聞きたくて今これを読んでいるわけではないでしょうから、もっと手っ取り早く重要な話をすることにしましょう。

 

まず目標ですが、「一生独身でただ食っていければいい」ではつまらないですね。年に3回くらいは焼肉屋で食事がしたいし、年に3回くらいはシャンパンが飲みたい。年に1回は海外旅行に行きたいし、現地でちょっとしたお土産くらいは買いたい。毎年母の日には5千円くらいの花束をプレゼントしたいし、記念日には妻に3万円くらいのプレゼントを贈りたい。子供には一人あたり月1万円くらいの習い事をさせたいし、七五三や入学、卒業の際なんかには写真スタジオで5万円くらいの家族写真を撮りたい。とまあ、こんなところでしょうか? 決して「贅沢」とまでは言えませんが、このくらいの生活を実現できていない人は決して少なくないはずです。

 

必要なお金を得るための具体的な戦略ですが、大きく分ければ以下の三つだと思います。

 

  1. 副業により収入を増やす
  2. 節約により支出を減らす
  3. 投資により資産を増やす

 

あとは例えば「転職」や「起業」なんていうのもあるにはあるわけですが、そういう少し飛躍した話はここでは避けたいと思います。そういうのができる人間というのはやはり「中の上」以上の階層の人たちですから。

 

それでは以下、順番に見ていくことにしましょう。

 

1、副業により収入を増やす


最近では社員の副業を認める会社なんかも多いようです。ごく一般的なアルバイトで時間をお金に変えるのは容易ですから、時間に余裕のある方は検討してみて良いかもしれません。

 

ただ、定時で帰れないような仕事をしている人には難しいかと思います。その場合は、家で短時間でできるようなものに限られるわけですが、やはりブロガーやYouTuberが手軽かと思います。

 

私は本業はサラリーマンですから兼業ブロガーなわけですが、まあちょっとした小遣い程度の額であれば比較的簡単に稼げるかと思います。私はこうやって頭の中の情報を整理しながら文章を書くのが好きなので、ブログ記事執筆は実は趣味でもあります。例えば、写真を撮ってInstagramにアップするのが好きな人は多いかと思いますが、そんなことをしても1円にもならないわけで、ブログにアップしてお金に変えるべきでしょう。SNSでフォロワー数の多い人たちを見れみれば分かるわけですが、SNSは「宣伝ツール」として使うべきものなのです。ブログやYouTubeのチャンネル等、収益ツールへの誘導の道具として使えば良いのです。

 

あとは、「副業」とは厳密に言えば少し異なりますが、もっとはるかに簡単にできるお金儲けとして、「ポイ活」や「陸マイラー活動」は絶対にやりましょう。

 

陸マイラーとは? 飛行機に乗らずに大量のマイルを貯める方法 - とある飛行機好きの生活向上ブログ


これをやれば飛行機のチケット代は無料になりますし、飛行機にあまり乗らない人はポイントサイトで貯めたポイントは現金に交換すれば良いかと思います。

 

また、これもある種のポイ活ですが、現金による決済は極力避け、クレジットカードや各種スマホ決済サービスを利用するようにしましょう。そもそも各種「ポイント」や「マイル」というのは実質的には現金とほぼ等価ですから、機会損失を極力作らないように気をつけるべきです。なお当然ですが、クレジットカードの「還元率」にも十分注意すべきです。私の場合、特約店ではANAカード、それ以外ではSPGアメックスを使うようにしています。

 

確実にお得なトラベラー必携カード「SPGアメックス」 - とある飛行機好きの生活向上ブログ

 

友人と飲みに行った際には、率先してみんなから現金を集めてカード決済をしたり、飲み会の幹事を積極的に引き受けたり、それらも全てある意味「副業」です。

 

2、節約により支出を減らす


これは私が中国人たちの生活から学んだことです。

 

まず、本当にお金が欲しいのなら、くだらないことにお金を使うのはやめましょう。

 

一時帰国する度に思いますが、日本にはファッションに過剰にお金をかけている人が多過ぎます。服も靴もバッグも腕時計も財布もキーケースも、やたらと高価なブランド物を持っている人がものすごく多いです。自ら稼いだ金をどう使おうがそれは当人の自由ですが、そんな小綺麗な格好をしておいて「金がない」、「貧乏だ」、「安倍が悪い」、、、って、悪いのはお前の金遣いの荒さだよ!と突っ込みたくなります。

 

芸能人でもあるまいし、あなたのことを見ているのなんてあなたの恋人くらいなものです。デートの日だけ頑張れば十分。仕事に行くのに格好つけて何になるんだって話です。私は2日ごとに洗濯をするので、服は3着をぐるぐる着回すだけ。ズボンは毎日同じ。ボロボロのデニム。靴はニューバランス。バッグはノースフェイス。腕時計はカシオ。仕事をしに会社に行くわけで、これで十分なのです。

 

日本人は猫も杓子もiPhoneを持っていますが、そんなものを持つ余裕があるのならあなたはリッチです。ドコモやau、ソフトバンクを利用している人もリッチです。私は約2万円の格安スマホを使っていますが、サクサク動きます。帰国時には日本の格安SIMを利用していますが、十分な速度で通信ができています。

 

家電なんかも、よく分からない中国メーカーの商品で十分なはずです。無駄に贅沢をするからお金が足りなくなるのです。

 

食事に関しても、特に「不健康で高いもの」の摂取は極力控えるべきだと思います。スタバの砂糖まみれの飲み物を片手に嬉しそうに歩いている日本の女性たち見ていると毎回何とも言えない気分になります。

 

私は以前台湾に住んでいたので台湾の食べ物や飲み物が大好きなのですが、最近日本への進出が盛んなようで、台湾カフェ(?)のようなお店も増えているようですが、価格を知って驚きました。あんなものはただのぼったくりですから利用するべきではありません。実際に台湾に足を運んで「本当の価格」で楽しみましょう。繰り返しますが、陸マイラーになれば飛行機のチケットは無料です。SPGアメックスで貯めたポイントで宿泊すればホテル代も無料です。

 

あとは、節約の話をするとよく光熱費について言及する人がいますが、そういう部分について考えだすとストレスが溜まりますから、個人的には「そこまではする必要なし」と考えています。そんなことで月千円浮かすくらいなら、まずはそのiPhoneを売り払いましょう。

 

3、投資により資産を増やす


実は、今回最も書きたかったのはこれに関してです。

 

最近ヤフーニュースでも記事が出ていてかなり読まれているようでしたが、「若者に投資を促す内容の記事」を近年各種メディアがバンバン出しています。「普通に生きたら普通には生きられない時代」、「多少リスクをとってでも早い段階から投資を始めないと将来大変なことになる」などと不安を煽りまくる内容が非常に多く個人的にはただただ不快です。

 

結論から先に書きますが、個人的には、今は投資などするべきではないと考えています。

 

各種メディアが勧めているのはいつだって「投資信託」なわけですが、今手を出せば元本割れする可能性が十分にあります。私は10年以上に渡り、日本株の現物、各種投資信託、FX、仮想通貨などなど「美味しい話」にはいつだって飛びついてきました。損失の合計は8桁に達しています。そんなギャンブル依存症の私ですが、実は現在は一切何もやっていません。日経平均もダウも高過ぎると考えているからです。

 

投資信託と一言で言っても色々あるわけですが、多くの人たちが購入するのは「日経平均連動型の積立投信」です。ですから、日経平均がゆっくりでもいいから順調に上がっていけば証券会社が謳っているような年数%の利回りが実現します。値が上がらなければ利益が出ないどころか委託料のせいで各種手数料によってはそれだけで元本割れを起こします。日経平均が下がっていこうものならもう大変。数年間順調である程度利が乗ってきていても、ドカンと下がると一気にマイナスに転落します。投資信託というのは、売る側は確実に儲かるわけですが、購入者側のリスクはかなり大きいのです。

 

現在の日経平均は約22,000円ですが、あなたは「まだ安い」、「もっと上がるはず」だと思いますか?

 

あの地獄のような民主党政権時代、日経平均は約8,000円でした。あれからまだ10年も経っていないんですよ?

 

私が思うに、「下値余地」があり過ぎるのです。そして逆に、日経平均が今後大きく上がる可能性なんて一つも思いつきません。

 

現在こつこつと積立投信やロボアドバイザーなんかを利用されている方も結構いるかと思いますが、例えば、来年の東京オリンピック開催中に日本で大規模テロが起こったらどうなると思いますか?

 

例えば、近いうちに南海トラフ地震が起きたらどうなるでしょうか?

 

言うまでもなく、日経平均は大暴落するでしょう。これらはもちろん起きて欲しくはありませんが、特に後者の地震なんて明日起きたって誰も驚かないくらい可能性のある話です。

 

投資なんていうのは、余剰資金でやるものです。「投資」と言いつつ、よくよく考えたら「ギャンブル」だった、、、なんてことになってしまっていませんか?

 

ちなみに私は、現在はFX口座にお金だけは入れておいて、チャンスが来るのを待っています。例えば、世界のどこかで大規模テロが起きたらすぐに日本円を買えば良いのです。上の方で書いた通り、日本経済に伸び代はありません。ですから、誰かが儲けるためには、誰かに損をしてもらわなければならないのです。これが成熟した資本主義社会というものです。

 

ということで、当記事執筆時点では、日本国内における元本割れのリスクのある投資に関してはいかなる商品も私はお勧めしません。10年やっていて分かるわけですが、インサイダー情報の入手が困難な一般平民が美味しい思いをできるとしたら、それは大規模テロの後や大地震の後、原発事故の後などに買い付けた場合のみです。それ以外に関しては、運任せのギャンブルでしかないのです。

 

終わりに


長々と書いてしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

基本的にはやはり、「日本の同調圧力を無視した各種節約」と「ポイ活」、「負担にならない程度(できれば趣味として)の副業」ということになるかと思います。

 

例えば、やってみると分かるわけですが、LINEルート(ソラチカルート)でポイントサイトのポイントを最終的にマイルまで交換するのってそこそこ手間がかかるんですよね。ただ、こういうのを習慣化して毎月のルーチンワークにすることが大事なのではないかなと個人的には思っています。

 

あとは、まだまだブログ界隈は賑わっていますから、「副業としてのブロガー」は本当にお勧めです。稼ぎも重要ではあるのですが、たまに自分が書いた過去記事なんかを読み返してみると、当時の自分自身がそこにいてなかなか面白いんですよね。言葉遣いなんかも、例えば私の場合この2年3年くらいで明らかに変化していますしね。

 

単純労働を否定はしませんし、「こんな長文書くくらいならスーパーでレジ打ちしてた方が100倍楽」なんて方は決して少なくないとは思います。ただ、レジ打ちの仕事なんて令和時代のうちにほぼ間違いなく消滅するでしょうからね。コンビニなんかも遠くないうちに無人化されるでしょうし。「オリジナル」なものを創造する能力が今後もっともっと求められるのではないでしょうか。

 

ということで、この辺で筆を置くことにしますが、兎にも角にも、「情報」が鍵になる時代ではありますから、アンテナを四方八方に張り巡らせつつ、頭を使って工夫しながら日々の生活を楽しみたいものですね。

 

令和時代が、私にとってもあなたにとっても素晴らしい時代でありますように。