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(国内&海外)ホテルでのルームサービス利用方法まとめ

いきなりですが、皆さんはホテルに宿泊した際に「ルームサービス」を利用したことがありますか?

 

便利で楽しいサービスですが、もしかしたら「ちょっとハードルが高いかも、、、」なんて躊躇っている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな皆さんのために、今回はざっと基本的なことをまとめておこうと思います。

 

ルームサービスとは?


そもそも「ルームサービス」とは何なのか?という話から始めたいと思いますが、一般的には、「ホテルの客室内での飲食サービス」を意味します。室内に置いてあるメニューを見て注文したい品を決め、ルームサービス係に電話をして注文すると、出来上がり次第部屋まで料理や飲み物を持ってきてくれます。

 

なお、「ルームサービス」という呼称は若干広い意味にとられがちなので、ホテルによっては、飲食関係のサービスに関しては「インルームダイニング」と呼んでいる場合もあります。これに関しては、室内に置いてあるメニュー等を見ればわかるかと思います。

 

このサービスは、一般的に一定ランク以上のホテルのみで提供されているものであり、日本であれば、例えば「ビジネスホテル」にカテゴリー分けされているようなホテルでは利用できません。また、それではいわゆる「シティーホテル」なら利用可能なのかと言うと、必ずしもそうではなくて、ホテルによってまちまちです。ただ、ホテルの公式サイトや宿泊予約サイトでは、ルームサービス提供の有無に関する情報も提供されていますから、事前に確認しておくと良いかと思います。

 

ちなみに、ごく稀に、同一ホテル内であっても、一定以上のルームカテゴリーの部屋を利用した際にしかこのサービスを利用できないケースもあります。

 

利用可能時間とメニュー


ルームサービスの提供時間ですが、これもやはりホテルによって異なります。いわゆる「一流ホテル」と呼ばれるようなところでは24時間利用可能なことが多く、若干価格帯の低めのホテルの場合、深夜は利用できないことも少なくありません。ごく稀に、夜の限られた時間のみルームサービスを提供しているホテルもありますが、ほとんどの場合、標準的な三食の食事時はカバーしています。

 

メニューに関しては、時間帯によって選べるものが異なる場合が多いです。やはり詳細はホテルによって異なりますが、よくある例だと、「朝食メニュー」、「グランドメニュー」、「夜食メニュー(これが利用可能な時間帯はグランドメニューの提供はなし)」の3つに分かれていたりします。

 

あとは、レストランがいくつか入っているようなホテルの場合、ルームサービスで各レストランのメニューを楽しめる場合もあり、そういったケースではそれらのメニューのみ別枠で利用可能な時間帯が決まっていたりもします。

 

料金と支払い方法


価格に関して気になる方も多いかと思いますが、わざわざ部屋まで持ってきてくれるということで、やはりそれなりに割高(に見える)な価格設定であることが多いです。日本の場合で言うと例えば、ちょっとしたスープが1,000円くらいだったり、パスタ1品が2,000円くらいしたりなんていうのはごく普通です。ただ、後述しますが、上手に利用すれば非常に満足度の高いサービスでもありますから、個人的には妥当な価格であると感じることも多いです。

 

一点注意すべきなのは、ルームサービスを利用した場合はほぼ確実に「サービス料」が別途加算されます。これは日本のホテルであれば一般的に10%ですが、海外の場合は国によって異なります。

 

なお、支払い方法は基本的に「部屋付け」となります。ルームサービス提供時に伝票へのサインを求められ、料金はチェックアウト時に部屋代と一緒にまとめて支払うことになります。

 

利用方法


ルームサービスの利用方法はいたって簡単。流れは以下の通りです。

 

  1. メニューを探す。(室内のデスクの上、もしくはデスクの引き出しの中にあることが多い。)
  2. ルームサービス係に電話をかけて注文する。(電話機の「ルームサービスボタン」を押せばOK。そのボタンがない場合は、メニュー表やホテルのサービスガイドに載っている番号にかければOK。ワインクーラー等、持ってきて欲しいものがある場合はこの時に伝えればOK。)
  3. ワクワクしながら待つ。(注文内容によるが、40〜50分程度かかることが多い。)
  4. 玄関のベルが鳴る、もしくはノックがあったらドアを開ける。
  5. 給仕のスタッフさんがセッティングしてくれるのを眺める。(セッティングの場所等に希望があれば伝えてOK。部屋に入られるのが嫌なら、玄関で自分で受け取ってしまってもOK。)
  6. 伝票に記載の金額を確認してサイン。
  7. 食事を楽しむ。
  8. 食べ終わったら、ワゴンごと部屋の外に出すか、もしくは再びルームサービス係に電話をして片付けに来てもらう。(特に指示がなく、かつ、トレー等の簡素な形で提供された場合は翌朝まで部屋に置いておいてもOK。)

 

最後の片付けに関して少し補足しておきますが、ルームサービスの提供方法は主に以下の3種類です。

 

  • ワゴンによる提供
  • 部屋に備え付けのテーブルでの提供
  • トレーでの提供

 

まず一つ目ですが、ルームサービス提供用のワゴンというのが存在して、それをテーブル代わりに利用して食事をするケースがよくあります。例えば、こちらはパッと見普通のテーブルですが、実はワゴンになっていて、それを展開することでこのようなテーブルになります。写真には写っていませんが、足元には車輪が付いています。

 

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若干記憶が曖昧ですが、円形の場合もあって、こちらの写真に写っているものも確かワゴンだったと思います。

 

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次に部屋にあるテーブルを用いた提供の場合ですが、この場合は料理をワゴンで運んできて、部屋やテラス等にある備え付けのテーブルに料理を並べてくれます。スイートルームやヴィラ等の広い部屋を利用した際にはこちらが一般的と言えます。参考までに幾つか写真をお見せしたいと思います。

 

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そして最後はトレーによる提供ですが、低価格帯のホテルを利用した際や少量の注文の場合には、ワゴンを用いない簡素な形の提供方法になる場合もあります。写真は上から順番に、台湾、台湾、香港、ベトナム、中国のホテルで撮影したものです。

 

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食後の片付けに関しては、日本のホテルでは何らかの指示があることが多いです。多くの場合、ワゴンを室外に出すか、もしくはルームサービス係を呼ぶようにとちょっとしたメモのようなものに書かれていたり、給仕の際に言われたりします。どちらでも問題ないのですが、ワゴンを外に出す際には、ワゴンを倒さないように気をつけつつ部屋の外に出し、通行する人の邪魔にならないように壁に沿わせておけばOKです。また、食後の食器を他人の目に晒すのはちょっと微妙ですから、テーブルクロスを風呂敷のようにして軽く食器に被せておくとスマートかと思います。さらに言えば、外に出した上でルームサービス係に電話をしてその旨伝えておくとベターですね。

 

個人的な経験上、室内に備え付けのテーブルを利用する際には、片付けに関して何も指示されないケースが多いような気がします。気になるのであれば下げに来てもらえば良いかと思いますし、室内に入られるのが嫌なら翌朝まで放置でも問題ないかと思います。もっとも、軽くお皿を重ねてまとめておくくらいはもちろんしておいた方が良いかと思いますが。

 

トレーで提供された場合は、私は毎回朝まで放置しています。それだけのために呼ぶのもなんだか気が引けてしまって。ワゴン同様廊下に出すという方もいるのですが、トレー越しであっても食器類を地べたに置くというのはどうも私にはマナー的に微妙に思えてしまいます。

 

ドレスコード?


これは多分、気になる人にとってはものすごく気になる話だと思います。私だって若い頃は散々悩みました(笑)

 

要は、「ルームサービスの給仕時に、バスローブ姿でもOKなのか?」という問題です。

 

実は私、普段もそうなのですが、夜はシャワーを浴びてさっぱりしてからお酒を飲んで、そのままサクッと寝てしまいたいタイプの人間です。結局のところ、これができてしまうのがルームサービスの良いところでもあるわけです。ただ、そうなると当然、入浴後の服装が気になります。

 

結論から言えば、世界的なスタンダードに照らし合わせれば「問題なし」ということになるかと思います。欧米の映画なんかでたまに、カップルが朝ベッドの上で食事をしている様が描かれることがありますが、ああいったシーンからもよくわかりますね。ホテルに滞在するということは、一定の時間その部屋を「買う」ということであって、滞在中その部屋は自分の「家」となります。ですから、「部屋着」であっても何ら問題はないということになるわけです。もちろん、いくら普段そうだからと言っても、さすがに全裸とか下着のみというのはマズいかと思いますが。まあもっとも、超高級ホテルであれば、その場合でも給仕係は顔色一つ変えずに黙々とセッティングをしてくれるでしょうけれど。

 

そんなわけで、服装に関しては全く心配しなくて良いかと思います。そんなことよりも大切なのは、給仕してくださるスタッフさんにしっかり挨拶をしたり、セッティングが終わったらお礼を言うことなのではないでしょうか。もちろん、国によっては適当な額のチップを渡すことも必要です。

 

デメリット


「メリット」について紹介する前に、まずルームサービス利用の「デメリット」について書いておきますが、以下の4つだと思います。

 

  • 電話で注文する必要がある。
  • 在室中に給仕係が室内に入る。
  • レストランでの食事に比べ、調理後少し時間が経ってしまう。
  • 価格が割高。

 

順番に見ていくことにしますが、まずは注文時のハードルの高さです。国内ならもちろん問題ないわけですが、海外であれば当然英語で注文をする必要があります。ただ、相手もプロですから、こちらの英会話能力が微妙であることを察すればゆっくりしゃべってくれるとは思います。基本的には、ルームサービスを利用したい旨伝えて、あとは一方的に注文する品を伝えるだけですから、決して難しい話ではないかと思います。ただ、もし仮にどうしても心配なら、注文する品をメモしてホテルのフロントでお願いするという方法もあります。

 

給仕の際にスタッフさんが入室する点に関しては、まあ仕方ないかと思います。彼らもプロなわけで、極力目立たないように速やかにセッティングをして去っていきますから、そんなに気にする必要はないかと。それに、何度も利用しているうちに何も感じなくなります。

 

次に、ルームサービスと聞くと、「食べる頃には冷めてしまっているんじゃ、、、」なんて心配される方もいらっしゃるかと思います。これははっきり言って、ホテルのランク次第です。安いホテルであれば、確かにある程度冷めてしまっていることもあります。ただ、一流ホテルであればそんなことはまずありません。温かい料理はしっかりと温かい状態で運ばれてきますし、スープは熱々のものをポットに入れて持ってきてくれます。

 

価格が割高な点に関しては、まあ仕方がないですね。注文を受けて急いで料理を作り、急いでワゴンに載せ、急いで部屋まで持ってきて急いで美しくテーブルセッティングをしてくれるわけです。市価の倍くらいするのは当然かなと思います。

 

メリット


それでは、次にルームサービス利用の「メリット」を挙げてみることにしましょう。

 

  • プライペートな空間でリラックスして食事ができる。
  • 気軽にお酒が持ち込める。
  • ホテルによる「演出」が楽しめる。

 

最大のメリットはやはり「プライペート空間の実現」ですね。まともなレストランであれば、スタッフが常にこちらの様子に目を配っています。グラスのワインがなくなればすぐに注ぎに来てくれますし、それはそれで良いのですが、やはり「美味しいものは食べたいけれど、リラックスしたい」という時もあるわけで、そういう時にはルームサービスの利用が最適です。

 

あとは、これは若い頃の話ですが、恋人と過ごす時間は私は極力二人きりになりたかったので、レストランよりはインルームダイニングの方が好きでした。部屋にいれば大好きな恋人の写真も撮り放題ですが、オーセンティックなレストランでカメラを取り出すのはマナーの悪いブロガーくらいですからね(笑)

 

また家族でのホテルステイにも向いているかと思います。特に子供が小さい場合など、食事の際にも色々と気を使いますしね。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

次に、あまり知られていないかもしれませんが、「気軽にお酒が持ち込める」というメリットが個人的には大きいです。例えば、記念日を祝うにあたって、高級なシャンパンを飲みたいとしましょう。そんなものをレストランやホテルのルームサービスで注文すれば、価格は市価の2倍〜2.5倍くらいです。事前に買って持ち込むことで、結構な額を浮かせることができたりするのです。まあセコい話ではありますが、、、

 

ちなみに、その場合はルームサービス注文時に、「氷を入れたワインクーラーとフルートグラスを2脚お願いします」と伝えればOKです。もちろん、追加料金はかかりません。こういうサービスを利用すると、「元が取れたな!」なんてつい思ってしまいますね。やっぱりセコい話ですが、、、

 

また、ホテルのルームサービスを利用することで、「演出」が楽しめる場合があります。例えば、まともなホテルであれば、事前にバースデーケーキや花束の依頼をすることが可能です。事前に時間を指定して部屋まで持ってきてもらうことも可能ですから、サプライズプレゼントにも最適です。例えば、こんな感じです。

 

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他にも、少し特殊な例だと、プールやテラスなどが付いたヴィラのあるホテルなどでは、その場で調理して料理を提供してくれるサービスもあったりします。以下はインドネシアのホテルで撮った写真で、BBQディナーです。

 

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音楽の生演奏専用のスタッフさんまでいて、VIP感がすごかったです。まあもっとも、これを「ルームサービス」と呼んで良いものかどうかはよくわかりませんが。そのうち気が向いたら別記事で詳しくご紹介するかもしれません。

 

まとめ


ということで以上、今回はホテルでのルームサービスの利用方法についてまとめてみました。

 

若干ハードルが高いと感じている方も少なくないかもしれませんが、個人的には、これこそがホテルステイの醍醐味だと思っているくらい大好きなサービスです。

 

先日、シンガポールにある「ジョエル・ロブション」の前を通りかかった際に、豪華なドレスを着て男性にエスコートされ、嬉しそうに店内に入っていく白人女性を見ていて思いましたが、本当にそれぞれに良さがあるんですよね。女性は思いっきりお洒落をして、男性は思いっきり格好つけて、高級レストランで食事を楽しむのも素敵だと思います。ただ、それとは別に、ホテルの方にお金をかけて、いい部屋でプライペートディナーを楽しむのもなかなか良いものです。

 

まああとは現実問題として、私のような恋人がいない人間の場合、まともなレストランなんかには入れませんからね、、、
その場合でも、ルームサービスであれば、高級フレンチや高級中華、高級寿司などなど何でも気軽に楽しめます。今後日本に訪れるであろう「大お一人様時代」になくてはならないサービスなのではないでしょうか。

 

taiwanlover.hatenablog.com

 

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それでは、少々長くなりましたが、今回もお読みいただきありがとうございました。
皆さんの今後のホテルステイが素晴らしいものになりますように。