とある飛行機好きの生活向上ブログ

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IHGホテルの無料宿泊に必要なポイント数が変更に。2019年1月14日から国内のホテルの多くは必要ポイント数が増加。

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IHG傘下のホテルにIHGリワーズクラブで貯めたポイントを使って無料宿泊する際の必要ポイント数が、2019年1月14日から変更になります。

 

多くはポイント数「引き上げ」


「インターコンチネンタル」をフラッグシップブラントに据え、日本にもある「ホリデイ・イン」や「クラウンプラザ」等のブランドを擁する巨大ホテルグループ「IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)」。他のホテルグループ同様ロイヤルティプログラムが存在し、名称は「IHGリワーズクラブ」となっています。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

このIHGリワーズクラブで貯めたポイントはホテルの無料宿泊に使えるのですが、ホテルごとに設定されている「必要ポイント数」がこの度変更され、変更後のポイント数は2019年1月14日から有効になります。

 

結論から言えば、変更幅は5,000ポイントで固定。695のホテルに関して変更され、必要ポイント数が引き上げられるのはそのうち548のホテル、残りの147のホテルでは引き下げられます。

 

日本国内にあるIHG傘下のホテルで変更がなされるのは以下の7ホテル。

 

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ANAホリデイ・インリゾート宮崎のみポイント数「引き下げ」で、他のホテルは全て「引き上げ」となっています。

 

今後の展望


今回の変更は言うまでもなく「改悪」なわけですが、これは近年航空会社のマイレージプログラムやホテルグループのロイヤルティプログラム全体に見られる動きです。

 

私が思うに、サービスを提供する企業側が「そのゲストがどれだけお金を落としたか」をよりシビアに見る時代になった気がします。かつてはごく一部の者だけがお得情報や裏技のようなものを持っていたわけですが、近年は当ブログのようなサイトも増え情報が回るのが非常に速くなりました。ですから企業側としては、我々が「キャッシュアウトを極力抑え、マイルやポイントを貯めてサービスを無料で利用」することに対して非常に敏感になっているのです。しかしながら、マイルやポイントを獲得しづらくするとゲストは離れていってしまいますから、マイルやポイントはむしろ獲得しやすくしてサービスと交換する際のレートを引き締める、ということをやっているわけです。

 

この動きは今後も続くと思われますし、特に日本では2020年にオリンピックが開催されますから、他国以上にこういった動きは顕著になる可能性が高いです。

 

我々としては最新の情報を常に掴みつつ、例えばホテルに無料宿泊する際には、「1ポイントいくらで消費することになるのか?」を見極めつつ判断するのが賢いやり方なのではないでしょうか。

 

IHGの賢い利用方法


最後にIHGリワーズクラブを楽しむコツというか、個人的に重要だと思っていることを書いておきたいと思います。

 

まず、以下の記事でご紹介した通り、2019年の春からはエリートステータスは容易に手に入るようになりますから、他のホテルグループのロイヤルティプログラムでよく話題になるいわゆる「ホテル修行(エリートステータスを得るために無駄にたくさん宿泊すること)」にはあまり意味がないような気がします。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

エリートステータスはアンバサダーになることで手に入れてしまい、各種キャンペーンを利用してポイントを大量に獲得していくことが肝になるかと思います。そうすればアンバサダー資格更新の際のキャッシュアウトをゼロにし、長く上級会員でい続けることも可能になります。

 

IHGでは常に、と言ってよいほど高い頻度でキャンペーンをやっていて、基本的にキャンペーンオファーの内容は会員によって異なるという非常に面白い特徴があります。

 

例えば、2019年1月15日から始まる新しいキャンペーン「無料宿泊特典のビッグチャンス」で私に届いたオファーは以下のようなものです。

 

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つまり、例えば2月に適当な2ブランドのホテルに1泊ずつすればそれだけで18,800もの大量ポイントを獲得できるわけです。2ブランドというのは、例えば比較的安価で宿泊可能な「ホリデイ・イン」と「ホリデイ・イン・エクスプレス」の組み合わせでも問題ありませんから、1万円未満の宿泊2回でそれだけのポイントを獲得することができます。(※もちろんホテルやタイミングに依ってはもっとコストがかかる可能性もあります。)

 

あとは、貯めたポイントの使い道に関してですが、日本のホテルに無料宿泊する場合にはコスパというか、ポイントパフォーマンスをよくチェックした方が良いかもしれません。例えば、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」に無料宿泊するのに必要なポイント数は55,000ポイントで「インターコンチネンタル 東京ベイ」と同じなわけですが、有償で泊まろうとすると後者の方が基本的に高いですし、その差が1万円以上になることも普通にあります。また、海外ではそれよりもだいぶ少ないポイント数で十分に質の高いホテルに泊まれることもありますから、使い方次第でお得度はかなり変わってくる気がします。

 

とまあそんなこんなで、今回は若干残念なニュースではありますが、新しいキャンペーンもちょうど始まるタイミングですから、効率よくポイントを貯めて効率よく上級会員になり、今年も充実したホテルステイを楽しみたいものですよね。