北海道の千歳にプチ旅行に行ってきました。
北海道プチ旅行
急に雪が見たくなりまして、北海道に行こうと思い立ちました。
私は元々北海道が好きで何度も訪れており、いつか住んでみたいとすら思っています。食べ物は美味しいし、温泉もあるし、東京のようにごちゃごちゃしていないし、ゴキブリはいないし、、、とまあ本当にいいことづくめです。もっとも、北海道は非常に広大なので、千歳や札幌、函館なんかから大きく離れると色々と大変な部分もあるのだろうとは思いますが。
とまあそれはさて置き、兎にも角にも北海道に行くことにしたのですが、諸事情により時間の確保が難しく、夜着午前帰りの2泊3日という弾丸旅行となりました。
フライトの予約を済ませ(もちろん特典航空券)、ホテル情報を漁っていたところ、千歳にある「ANAクラウンプラザホテル千歳」が良さそうだったのでそこに決めました。更に、せっかく千歳に泊まるのならわざわざ札幌に足を延ばす必要もないだろうということで、北海道を訪れるのに札幌に行かず千歳に引き籠もるというちょっと普通でない(?)旅程となりました。
ANAクラウンプラザホテル千歳
ということで、2019年1月某日、新千歳空港に降り立つと、、、
雪が積もっていました!
ホテルの無料シャトルバスに乗り込み、20分弱でホテルに到着。
ちなみに、この無料シャトルバス、新千歳空港とホテルの間を1日14往復していて非常に便利です。ホテルの最寄駅は「千歳駅」で、ホテルから500mくらいの距離にあるのですが、滞在中は風が強くて雪道を歩くのが大変だったので、この時期は特にシャトルバスの利用をお勧めします。
ということでホテルの中へ。
今回利用した「ANAクラウンプラザホテル千歳」なのですが、IHGという国際的ホテルグループのメンバーホテルです。
「タワー棟」と「ウイング棟」からなるのですが、新館であるウイング棟は2017年4月にオープンしたばかりということで、今回はそちらにある客室を選びました。
タワー棟の1階にフロントがあるのでそちらでチェックインを済ませ、通路を真っ直ぐ進みウイング棟へと移動します。その途中にファミリーマートがあるのですが、こちらではちょっとしたお土産物も扱っているので便利でした。
さすが新館ということで、全体的にきれいで雰囲気も落ち着いていて良かったです。廊下を抜けて、客室へ。
今回利用したのは、「プレミアダブルルーム」。25.8平方メートルのコンパクトな部屋ですからブログ映えはしないのですが、全体的に清潔に保たれていて雰囲気も良く、十分に快適に過ごすことができました。
ちょうどタワー棟の方を向いた部屋だったので、窓からの景観と言えるような景観はありませんでしたが、下を見るとちょっとしたイルミネーションが見えてなかなか悪くなかったです。
コンパクトな部屋ではあるものの、ミニバー、電気ケトル、バスローブ、寝巻き等一通り揃っています。
やはりバスローブがあるとシティーホテルという感じがしますね。
トイレや洗面台も非常に清潔で、タオルは3枚ずつ用意されており、アメニティー類も充実していました。
そして、このお部屋の最大の特徴は、何と言っても「独立した日本式のバスルーム」です!
海外に長年住んだ経験を持つ私が言うのもあれなんですが、私は昔から「便器を眺めながらの入浴」に強い抵抗感を持っていまして、高級ホテルであってもそういった配置になっている場合、お湯は張らずにシャワーで済ませることにしています。ですから、公式サイトでこのお風呂の存在を知った際にはもう即決でした。ちなみに、こちらのホテルの全室にこのタイプのバスルームが付いているわけではありませんから、予約の際にはお気をつけください。
さて、皆さん、ところでこのお部屋、「朝食付き、2名」で1泊あたりの宿泊料はいくらだと思いますか?
なんと、約8,000円!!!
こんなに安くてやっていけるんですかね、、、館内もガラガラで閑古鳥が鳴いていましたし、、、その中で聞こえてくるのは中国語だけという、、、
時期的なものもあるとは思いますが、コスパ的にはかなり突き抜けていますから、ぜひ皆さんも利用を検討されてみてはいかがでしょうか。私は間違いなく再訪すると思います。
ルームサービス
初日の夕食なのですが、飛行機旅の後ということで若干疲れてもいたので部屋でゆっくりしたいと思い、ルームサービスを利用することにしました。
ちなみに私、ルームサービスが大好きで利用出来るホテルではだいたい利用しています。
ただ、私はお酒が大好きでして、ルームサービスで大量のビールを注文したりするのはさすがに躊躇われるため、飲み物は事前に別途用意しておくことが多いです。この日も1階のコンビニで大量にご当地ビールを買い込み、冷蔵庫に収納した状態で食事が運ばれてくるのを待ちました。
ワクワクしながら待つこと約30分。この日のディナーはこちら。
ホテル内には寿司レストランが入っていたので、今回はそこに全品お願いしました。握り寿司にイクラ丼、カニシューマイにタコのから揚げです。
お味の方はと言うと、、、最高でした。ルームサービスなのにも関わらず、シューマイもから揚げも熱々の状態。シューマイをかじるとカニだらけ。こんな贅沢なシューマイ初めて食べました。タコのから揚げもタコが大きくて塩加減も絶妙。ビールが進む進む。
イクラ丼にはたっぷりイクラが載っているだけでなく、やはりこっちのイクラは一粒一粒の弾力が違うんですよね。握り寿司も素晴らしい出来で、大満足の夕食になりました。
ちなみに、もちろんこれだけ頼むとそれなりの金額(約1万円)になるわけで、宿泊料をも超えてしまいましたが、それでもやっぱり私はルームサービスが好きですね。プライバシーが守られ、とことんリラックスできる自室でレストランの楽しみが得られるということで、私は旅行の際にはこういう時間が一番の楽しみです。
雪見散歩
食事の後は、清潔感のあるバスタブでゆっくり入浴を楽しみ、ふかふかのベッドで就寝。
起床後、1階にあるレストランへ。他のゲストもいたため写真は撮っていないのですが、雰囲気の良いお洒落なレストランで、その場でシェフが作ってくれるオムレツが美味しかったです。その他には、牛乳の美味しさに驚きました。本州で普段飲んでいるものとは明らかに違います。濃厚でコクがあって、自然な甘さが口の中に広がり、何杯でも飲みたくなる味でした。
食事を済ませた後は、ホテルから外に出て周辺を散歩しました。
Googleマップをチェックしたところ、すぐ近くに公園があることがわかったので行ってみることに。
風が強くて結構寒かったのですが、目の前に広がった美しい景観に見入ってしまいました。
現地の方々にとっては日常の風景なのでしょうが、普段雪を見る機会のない者にとってはこれは特別なものなんですよね。あ〜来て良かったなと思いました。
雪ミク
その後は、徒歩で千歳駅まで向かい、電車に乗って新千歳空港へ。
空港内のお店をぶらぶら巡り、「佐藤水産」でイクラをたっぷり買って自宅に送りました。ここのイクラ、他のお店の品に比べて明らかに高いのですが、味が本当に素晴らしいんですよね。店員さん曰く、「量り売りが一番お得」とのことです。
ショッピングに満足したら、今回の旅の目的(の一つ)を果たすため、ターミナル内にある「雪ミク スカイタウン」へ。
そうです。私はかの有名な「等身大雪ミク」を見たかったのです!
いやぁ〜実物を前にして感動しました!!!
もう見入ってしまいましたね。彼女には「完璧」という言葉しか思いつきません。
あの名曲「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」が世の出たのは2007年。あの年、日本中がみっくみくにされました。その後、2010年の「さっぽろ雪まつり」にて真っ白い「初音ミク」の雪像が作られたことがきっかけで、「雪ミク」が誕生しました。私がオタク心丸出しで見つけ続ける中、すぐ近くでは中国人男性がものすごくゴツいカメラで狂ったように撮影していましたが、国籍こそ違えど、奴は仲間です。
新千歳空港温泉
雪ミクを堪能して心が温まった後は、体を温めに温泉へ。
実はなんと、ここ新千歳空港には温泉があるのです。国内線ターミナルビルの土産物屋が並ぶフロアからエスカレーターで4階に上がると、「新千歳空港温泉」の入り口が目に入るはずです。
様々な利用プランがありますが、日中の利用であれば大人(中学生以上)の利用料は1,500円となっていて、この料金には「浴衣、バスタオル、フェイスタオル」のレンタル料が含まれています。
空港内の温泉ということで、きっと大したことないだろう、、、なんて思いつつ入ってみたところ、非常に良かったです!
何と言っても露天風呂ですね。当日は午後からかなり強く雪が降り始めたのですが、舞い散る雪を眺めながらの入浴はもう最高でした。これほど贅沢な入浴が他にあるだろうかと。
それなりにお客さんはいましたが、不快に感じるような混雑具合でもなく、快適に楽しむことができました。脱衣所にフェイスタオルが積まれていて取り放題なのも良かったです。
入浴後は浴衣に着替え、畳敷きの休憩所(他に個室スタイルのお食事処もあります)で食事をしました。店員のおばちゃんが優しくて、天ぷらとそばのセットを頼んだのですが味も良かったです。
その後、もう一度入浴を楽しみ、シャトルバスでホテルへと戻りました。
感想
いぁ〜いい旅になりました。やっぱりいいですね、北海道は。
言うまでもなく、真冬の北海道を訪れる際には特に空路利用時にリスクがあります。実は、数日ズレていたら私が利用した便は欠航になっていました。ですから、旅行を計画して各種予約を済ませても、当日になって行けない、もしくは帰れない、なんていうことになる可能性は否定できません。
ただ、それでもなお、「冬の北海道」はいいものだなと。
今回のプチ旅行によって、「札幌まで行かなくても千歳だけでも十分楽しめる」というのがよくわかりました。今後も機会があったら積極的に再訪したいなと思っています。
近年は海外旅行が非常に身近になりましたが、国内にも訪れるべき場所は本当にたくさんあるんですよね。
色々見てきて思うわけですが、本当に美しい国です、日本というのは。
冬の北海道、ぜひ皆さんも機会がありましたら訪れてみてください。札幌はもちろんのこと、函館や小樽なんかも素晴らしいです。