ブロガー及び各種ウェブサイトの管理者にとって驚きのニュースがネット上で広がっています。
Google Adsense(グーグルアドセンス)とは?
検索エンジンでおなじみのGoogle(グーグル)が提供している広告サービスです。
グーグルと契約し、ブログ等の自分が所有しているサイトに広告を貼っておくと、その広告が閲覧者にクリックされた際に報酬を受け取ることができます。
一般的に、例えばブログのオーナーはブロガーと呼ばれていますが、最近は専業ブロガーも非常に増えてきています。そういった方たちがどうやって生計を立てているかというと、各種アフィリエイトプログラムに参加して商品広告をサイト上に貼るというのが一般的なのですが、このグーグルアドセンスによる広告収入もブロガーにとっては重要な収入源になっています。
広告設置数の上限が撤廃されました
そんなグーグルアドセンスの広告なのですが、実際に自分が所有するサイトに貼る際にはグーグルが公開している「ポリシー」に注意する必要があります。要は「ルール」ですから、破らないように気をつけなければなりません。
様々なルールがあることをこちらのページ(https://support.google.com/adsense/answer/1346295?hl=ja)で確認することができるのですが、その中でも特によく知られている決まりとして、「広告は1ページに3つまでしか設置してはいけない」というものがあります。上述のページでは、少し前までは以下のように説明されていました。
これは結構強い縛りではあるのですが、非常によく認知されています。4つ以上の広告を貼りたい人は他の広告サービスを利用するというのが一般的でした。
しかしつい最近、なんとこの縛りが緩和されました。改訂後のポリシーは以下のようなものになっています。
広告数に関する明確な表現が一切なされておらず、要は「いくつ貼ってもOK」ということです。今回のポリシー変更を知り、青ざめているクリック型広告の業者は決して少なくないのではないでしょうか。逆にサイトを運営する側の者にとっては朗報ですね。喜んでいる人も多いかと思います。
本当に朗報なのか?
とまあ最初は私も喜んだのですが、よくよく変更後のポリシーを読んでみると、個人的には必ずしも「朗報」とは言えないのではないかと思うのです。
どんなサイズの広告をいくつ貼るか、といったようなことはサイト管理者に任せるけれど、今までよりもBAN(アカウントの無効化)のハードルは下げますよ、というグーグルからのメッセージが秘められているような気がします。要は、貼っている広告の分量がコンテンツの分量に見合っていなかったり、閲覧者に有益な情報を提供できていないような価値の低いサイトであれば、例え3つ以下の広告しか貼っていなくても、アカウントを無効化する可能性がありますよ、と言っているわけです。
こういった変更の方向性を知るだけで、グーグルという会社にはいかに優秀な人たちが集まっているのかがよくわかりますね。本当に毎回うまいこと修正をしてくるなと思います。
今回のポリシー変更が意味するところは受け取る側に依って異なるかと思いますが、とりあえずこの機会に我々は自分のサイトを見直す必要がありそうですね。