秋が深まる前に、夏の思い出を、ちょっとだけ。
地元民で賑わうリゾート地「クイニョン(Quy Nhon)」
今回はベトナム旅行編第3弾です。
実は私、外国で日本人に会うのはあまり好きではなくて、今回も大都市だけではなく、あえて地元民しかいないような地方に足を運んでみることにしました。
そこは「クイニョン(Quy Nhon)」という名前の場所なのですが、皆さんはご存知でしょうか?
ほぼ間違いなく知らないと思います。地図で言うと、縦長の形をしているベトナムの中心よりも少し南にあり、ハノイからもホーチミンシティからもダナンからもけっこう離れています。
行き方ですが、基本的にはベトナムの主要都市から飛行機で行くことになります。ホーチミンシティからは約1時間10分、ハノイからは1時間半程度です。
クイニョンの空港は街の中心からはけっこう離れていたりして、正直なところアクセスはお世辞にも良いとは言えないのですが、ベトナム国内ではリゾート地としてそれなりに知られていて、綺麗なビーチが広がっています。英語もざっくり言って、4つ星以上のホテルのフロントにいるスタッフにしか通じなかったりするため、全くもって外国人向けではありませんが、ベトナム好きで何度も訪れていて、主要都市に飽きた方なんかにはお勧めできるかと思います。
今回、クイニョンにある某ビーチを訪れましたので、以下、現地で撮ってきた写真や動画をメインにご紹介したいと思います。
「Kỳ Co beach (Ky Co beach)」
今回訪れたのは「Kỳ Co beach (Ky Co beach)」というビーチなのですが、「世界で最も原始的なビーチの一つ」として知られているそうです。
行き方ですが、私の場合、ホテルのフロントでタクシーの手配をお願いし、ビーチまでのボートを運行している会社の受付まで移動し、そこでお金を払い、バイクで浜辺まで連れて行ってもらい、そこからボートでビーチへ、という流れでした。このビーチ、別の島にあるわけではないのですが、険しい地形に囲まれた半島上にあり、ボートで海から行く必要があるのです。
ということで、まずはボートに乗るため、浜辺までやってきました。
こんな感じのボート会社の建物内でライフベストを着用し、いざ出発!
このボートがまたけっこう揺れるし、どんなエンジンを積んでいるのか知りませんが、とにかく速いんです。ちょっとしたアトラクションのような感じでした。
写真もあるのですが、動画を見た方が雰囲気が伝わるかと思いますので、以下の二つをご覧ください。ビーチまでの道中、カメラがダメにならないかドキドキしながら撮りました。
動画からわかるかと思いますが、とにかく海水がすごく透き通っていて、本当に美しいビーチでした。
以下、現地で撮った写真を何枚かお見せしたいと思います。
本当にただそこにビーチがあるだけ。他に何もありません。もちろん売店なんかも一切ありません。10年前も100年前も、きっともっともっと昔も、そこには同じ景色が広がっていたのでしょう。
家族連れがとにかく多くて、三世代くらいで来ている人たちもたくさんいたようでした。
浜辺ではしゃいでいる子供たちはきっと、あと20年くらいしたら親になって、自分の子供を同じ場所に連れて来て、その子たちがはしゃいでいる姿をニコニコしながら見守るんだろうな。そしてさらに20年くらい経ったら、今度は孫を連れて来るんだろうな。
寄せては返す波をボ〜ッと眺めながら、そんなことを考えていました。
最後に
やはりブログで伝えるのはなかなか難しいですね。こういう場所には実際に行ってみて、現地の空気を吸い、日差しを受けて、肌で潮風や波を感じないとなかなかわからないものです。
日本人が好むビーチというのは、とにかくよく整備されていて、アクセス手段や売店やらシャワーやらが整っているところが多いわけですが、今回ご紹介したような人の手が入っていない”自然な”ビーチというのも本当に格別です。
ポケットにはスマートフォン、鞄にはタブレット、デスクにはパソコン、外を歩けばどこにでもある自動販売機にコンビニエンスストア。そんな環境で暮らしている皆さん、こういう場所を一生に一度くらいは訪れてみても悪くはないのではないでしょうか。
おまけ
クイニョンにある別のビーチで、木から取ったばかりのココナツのジュースを飲む機会がありました。
けっこう甘くて、若干クセのある味ではあるのですが、炎天下のビーチで飲むと美味しいんですよね!
やはりその土地のものはそこで味わうのが一番なのだなと、今回あらためて感じました。